ふーみんLABO(仮)

26歳女が「納得できる自己紹介」を目指して執筆中。エコ・節約・映画など、私の頭の中を可視化するため、とりあえず色々書いてみようという実験です。

田舎暮らしに興味ある人におすすめ!韓国のバラエティ番組「三食ごはん」の魅力。

1年ほど前から、無料のインターネットテレビ「AbemaTV」で見た韓国のバラエティ番組にハマり、先月行った韓国旅行にもつながりました。

そんな中でも私が大好きになったのは、「三食ごはん」(tvN,2014〜)。この番組の好きなポイントなどを紹介します。

 

「三食ごはん」の概要

俳優が数人で田舎の古民家に滞在し、毎回数泊生活を共にしながら、自分たちで食事を作って食べる様子を写すリアリティショー。大げさでない素朴さと、ロケ地の景色や食事、一緒に生活や料理を共にすることで滲み出るそれぞれの人間味が魅力です。

 

これまでのシリーズ一覧

今までいくつかシリーズがあり、出演メンバーやロケ地も異なります。

シリーズ名 ロケ地 放送時期 メインキャスト
三食ごはん
(シリーズ名なし)
旌善
(チョンソン)
2014年秋 イ・ソジン
オク・テギョン
漁村編 晩才島
(マンジェド)
2015年冬 チャ・スンウォン
ユ・ヘジン
旌善編 旌善 2015年夏 イ・ソジン
オク・テギョン
漁村編2 晩才島 2015年秋 チャ・スンウォン
ユ・ヘジン
ソン・ホジュン
高敞編 高敞
(コチャン)
2016年夏 チャ・スンウォン
ユ・ヘジン
ソン・ホジュン
ナム・ジュヒョク
漁村編3 得糧島
(トゥクリャンド)
2016年秋 イ・ソジン
エリック
ユン・ギュンサン
海辺の牧場編 得糧島 2017年夏 イ・ソジン
エリック
ユン・ギュンサン

(こちら参考にさせて頂きました:韓バラ-三食ごはん①③旌善編- | Kのある生活

そして、2019年8月から、新シリーズ「山村編」が、旌善で女性メンバーを迎えて始まるようです! 
innolifeニュース>>>エンタメ>>>「三食ごはん」山村編、ハイライト公開…ヨム・ジョンア&ユン・セア&パク・ソダム“3色の魅力”

これまでは、メインキャストで大きく分けると、「イ・ソジン版」「チャ・スンウォン×ユ・へジン版」の2つがあったと言えます。それぞれの面白いポイントをまとめてみます。

イ・ソジン

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こちらは「海辺の牧場編」。左から、イ・ソジン、ユン・ギュンサン、エリック

(画像:https://pc.video.dmkt-sp.jp/title/episode/id/10313004

イ・ソジンさんは、ザ・イケメンでいかにも都会派な俳優さん。御曹司役が似合います。笑

一見冷淡に見えますが、文句や皮肉を言いつつも(こういう点はキムタクに似てるかも)、食器洗いやニンニク潰しに精を出し、目立たない仕事を実は沢山こなしている様子に好感が持てます。また、「えくぼ」がチャームポイントで、それを番組では編集でいじっているのが印象的です。

毎回いろんなゲストを迎えるのもポイント。旌善では、レギュラーメンバーは誰もちゃんと料理ができないため、スタッフが料理の品目をミッションとして提示。それにゲストとともに四苦八苦し、失敗するか?成功するか?というのが見所でもあります。

 

チャ・スンウォン×ユ・へジン版

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こちらは「漁村編2」。左:チャ・スンウォン、右:ユ・ヘジン

(画像:https://mnetjp.com/program/2052/

チャ・スンウォンさんは、長身ですらっとした体格に、髭面、そして刺青という「いかつい」外見ながら、料理の腕はピカイチ。スピード重視でぱぱっと料理を仕上げ、共演者の好きなもの・食べたいものをさりげなく作ってあげる「お母さん」のような存在。チャ(名字)+アジュンマ(おばさん)で「チャジュンマ」という愛称もつきました。

そして彼とは真逆のタイプのユ・へジンさん。ダジャレを言ったりふざけたりして周りを笑わせる傍ら、自分の仕事はしっかりこなそうと真面目に釣りや田んぼの草刈りに取り組む姿が印象的です。こんなお父さんが欲しい、、

この2人は共演以降長らく仲が良いようで、あらゆる点で真逆の性格ながらお互いを信頼しており、固い絆で結ばれています。2人の冗談の掛け合いも関係性も、まさに夫婦のよう。

 

番組の魅力

田舎生活にある、一喜一憂する楽しさ。

番組で泊まる古民家にはコンロがなく、料理のたびに火起こしをして、かまどで炊飯や料理をします。また、家の畑から野菜を取ってすぐ料理したり、離島でロケをするシリーズでは、釣れた魚をすぐその日の料理に使ったり

この「自給自足」の過程で、「火起こしできた!」「魚釣れた!」と一喜一憂するメンバーの様子を見ていると、こちらも一緒に「できるかな…」「できた!」と心配や喜びを共有できて楽しいです。

家電が普及したことで家事の負担が減り、なんでもスイッチを入れればすぐに家電がやってくれる現代。しかしその過程で、日々の達成感は失われています。家電をはじめ便利な道具に依存しすぎていて、生活の知恵も失われつつあります。

特に都会にいると、消費的な「与えられる楽しさ」しかないように思ってしまいますが、生産的な「作る楽しさ」のチャンスがそこら中にたくさんある生活スタイルは「豊か」で「面白い」と思います。生活自体にある面白さを、この番組は緻密に切り取ってくれています。

 

滲み出る人間性、頼り合う関係性。

番組の中では、料理をする際に「火起こし係」「料理係」のように役割が自然と分担されていきます。やることが多くて、一人では到底できないからこそ、お互いを頼り合う関係性ができていく。お互いが必要な存在になる。その様子が、人間味があって素敵なのです。

やれることは自分でやることが美徳とされがちな今の日本社会。先ほども書いたように家電の登場によって、家庭内で一緒に作業することで培われていた関係性も失われてきていると思います。実際仕事などもしながら手間のかかる生活をするのは大変かもしれませんが、私は、日々の達成感や関係性のためにも、こんな田舎生活がしたい!と改めて思わされました。2年前に参加したこのプログラムでも、薪のある生活を通して感じたことです。▼mizukifukui.hatenablog.com

そして、そんな共同生活を通して、出演者の性格がにじみ出たり、面白いハプニングが起きたりします。それを緻密に観察して逃さずとらえている編集が素晴らしく、素朴ながら面白い番組のあり方に繋がっています。

 

韓国の日常の食文化や言葉の異文化体験になる

番組内で作られる料理は、シリーズによっては時々洋食や日本食も出てきますが、多くが韓国料理。キムチなど、知っていた食べ物でも「こんな材料使うんだ」と発見があったり、「こんな料理があるんだ」という発見もあります。よそ向けではない、リアルな韓国の料理事情がわかります。

また、「日本語と韓国語は語順がほぼ一緒」というのはよく言われることですが、それもあってか、番組を見ているだけでも、日常会話や食材に関する韓国語はかなりわかるようになりました。

 

そんな中でもコチャン編が好きな理由

数ある楽しいシリーズの中でも、私が一番大好きなのは「コチャン編」。AbemaTVでの配信で出会い、違う配信サービスでも何度か見ました。そして韓国旅行の際には、ひとり旅なのを良いことにコチャンに行ってしまったほどです。笑 なぜそれほどコチャン編が好きなのか、考えてみます。

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(画像:https://mnetjp.com/program/2171/


韓国の夏の農村に見る、懐かしさと異文化

「海より山派」なのもあって、個人的にはコチャン編が一番景色が美しいと思っています。コチャン編では「田んぼの世話」という仕事も課せられるのですが、田植えをしたり、田んぼの周りの草刈りをしたりという作業は日本でも共通。夏の農村の風景は日本と近しい風景で、なんだか懐かしい気持ちにもなります。「懐かしい風景」というのは、国を超えて共有できるものなのかもしれないとも思わされました。

その一方で、日本とは異なる、山が高くなく低い丘がゆるゆると連なっている地形や、そんな丘の上に立つ、木々に囲まれた古民家も素敵です。

 

地域の野菜・果物収穫の仕事でお小遣い稼ぎ

他のシリーズでも共通して、その場所ならではの畑仕事や釣果と引き換えに、番組からお金をもらうシステムは一応ありました。しかしコチャン編ではそれが一番わかりやすく行われています。「前借り」をしたり、「牛肉を買いたいけどお金が足りない、仕事しなきゃ」とやりくりをしている様子がとても面白いです。

また、コチャンは農業が盛んで、野菜や果物の畑が広がっています。農家さんの収穫作業を時給1万ウォン(約1000円。番組からもらいます)で手伝うことで、自給できない肉やおやつを買っている様子は、リアルな家庭のようです。

 

4人の固定メンバーが「家族」になっていく

他のシリーズではゲストを迎えることが多いのですが、コチャン編は、へジンさんが後から合流が決まったということもあってか、メンバーは4人で固定されています。だからこそ、次第に役割分担が進んだり関係が深まっていく様が面白いし、素敵だなぁとじんわり思うシーンが数多くありました。

一番感動的だったのは、第10話で「家族写真」を撮りに行くという場面。町の写真スタジオで、いかにも昔ながらの家族写真のように、わざとぎこちない家族を演じてみたり、家族写真によくあるポーズをやってみたり。

youtu.beそして11話で、完成した写真を受け取り、わざとらしい顔つきにみんなで爆笑しつつ、大きな額入りの写真を部屋に飾って眺めるという。

youtu.be

こんな4人の姿を見て、私が前から思っていた、「血が繋がっていなくても、どんな形でも家族になれる」「田舎の共同生活を通して、互いの得意・不得意を認め合い生かし合える」ということをより強く信じさせてくれました。「人間って良いな」とまで思いました。いつか、私もこんな「家族写真」を撮ってみたいな。

 

「三食ごはん」シリーズが見れるサービス

私はAbemaTVで見ましたし、今でもいくつかのシリーズは一部AbemaTVで見れます(現在は、初回シリーズ、旌善編、漁村編3、海辺の牧場編)。また、その他の動画配信サービスでも配信があります。現時点(2019年8月)では、

などなど。何か使っているサービスがある人は、そのサービス内で配信しているか、ぜひチェックしてみてください。

 

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