服もタオルも、畳んで立てる!こんまり式を参考にすっきりさせた、私のタンス整理法。
小学校に入る時に買ってもらったタンス。20年近く使い続けているので、タイミングによって中身は変わっても、その入れ方や位置は長年変えようとはしてきませんでした。しかし先日タンスを整理してみたら、予想以上にすっきり!試した整理の方法などを紹介します。
重ねて収納するデメリット
何事も「すべて目の前にないと把握できない」タイプの私。旅行先でも、1畳分くらいに自分の荷物を広げないと気が済みません。
それなのにタンスの中身は上から重ねてギューギュー詰めになっていたので、いくつかの問題が。
- 「この服はここに入ってるはずだけど見当たらない」→探すのにイライラ、時間がかかる。下や奥に入り込んでぐちゃぐちゃになってしまってる場合も。
- 「探すの面倒だから上にあるのを着る」→着終わったらまた上に重ねるので、いつも似たような服のチョイスに。せっかくある服を活かせていない。妥協してる感がすごい。
これ、結構あるあるだと思います。
ちなみに、こんな感じでした。
「タンスに服を入れすぎているから隙間がなくて探しにくいんだろう、でも服の量はこれでも減らした方だし」「タンスとはそういうものだ」と、先日まで半ば諦めていました。
私の部屋のクローゼットは、ほぼ親のものと季節の上着類で埋まっています。なのでハンガーに服をかけておくスペースがほとんどない。そもそも、服が伸びてしまいそうだから、ハンガーにかけるのは最低限にして、畳めるものは畳んで収納したいという気持ちがあります。
でもあまりにも何が入っているのかわからない状態で、「もっと一覧性が高まれば見やすいのに」と、積み重なったイライラが高まってきていました。
そんな状態だったからか、ふとNetflixでも話題になったこんまりさんの片付け法の、「立てて収納する」というのを思い出しました。最初何かでこれを知った時は「タンスでそれはないだろう」と思って抵抗があったのですが、自己流でやってみることに。
「立てる収納」&その他整理したこと
服の畳み方を変えて、立てる
今まで重ねていた服を「立てる」には、畳み方を少し変える必要がありました。タンス1段分の高さを考えて、Tシャツ類なら縦を3等分する感じで折ると、なんとか収まりました。それでも少し斜めに傾ける必要はあるのですが、まあご愛嬌。
これを何枚かずつ重ねて、タンスに入れていくと、いい具合に収まりました。
若干、タンスを引き出す時に中身が引っかかるのですが、以前は引き出す時に上の1枚がぐちゃっとなったりしていたので、それよりは全然まし。
パーカー類はうまく綺麗に入りました。
小さい段の整理
何でも入れている&何が入ってるかわからないブラックボックス状態だった上の小さい段も、この際整理しました。小学校の頃使っていた水着、バンダナ、布の端切れなどなど、「ここにある必要がないもの」もたくさんありました。それを整理し、ここでも出来るだけ中身を「立てる」と、こんな感じに。
タオルも巻いて立てる
そして、雑貨やタオルを入れている籐タンスにもついでに着手。こちらも、以前はフェイスタオルを1枚ずつギューギューに重ねていて、上から使うしかなかったのを、それぞれ畳んで巻いてみました。
高さ的に、フェイスタオルは縦半分に折って巻いて立てました。幅の細いマフラータオルは、立てるのはうまくいかなかったのでとりあえず巻いて奥に横たえてみました。
これで、用途や気分でタオルをすぐ選べるようになりました。
前まで下に入っていたタオルは、小学生の頃から持っていて、いつぶりに見たかわからないくらい。「まだあったんだ」って感じでした。笑
段の配置変更
小学生の頃から使っているだけあって、今の自分と合わない段の配置になっている場所がありました。それは、下着の段。毎日開けるくせに、一番下でした。身長が低くても自分で取れるようにしていたのでしょう。
でも今や身長は160cm以上。わざわざ屈んだり座ったりしなきゃいけないし、そのせいで、意識しないと下着を放り込んでしまったり、奥が見えにくかったり。今の自分には全く合っていませんでした。
段を入れ替えて、下着は上から2番目の段に。見やすいし取りやすいし、「こんなに楽なのか…!」と感動しています。もっと早く気づきたかった、、
タンス整理のメリット
こんな感じでタンスの整理をしてみたら、予想以上のメリットがありました。
前よりたくさん入れられるようになった?!
タンスから抜いたものもあるので「そりゃそうだろう」と思われるかもしれませんが、その抜いた容量以上に空きが増えた気がするんです。
そして、重ねていた時と同じだけ入れていても、タンスの中にはスペースが余っていて、中身が見やすくもなっている。しまい方が変わるだけでこんなに入る量が変わるのか?!とびっくりしています。「タンスのキャパシティを活かしきれてなかったんだなあ」と、なんだか反省もしています。
中身が一目でわかる。今の自分の好みや手放し基準も明確に
目指していた通り、中身が一目でわかるようになりました。
例えば、先程と同じ写真ですが、以前の状態だと視界に入るのは4枚くらい。↓
でも、立ててみたら、入っている服全て見えます。見えるようになった服の数は倍以上。
整理する段階でもう、「あ、これもここにあったんだ」という発見がありましたが、これまでは「見えてすらなかった=選択肢にすら入っていなかった服」が、見えるようになったことで「選択肢には入ってる=選んでない自分がいる」ということになります。
これによって、
- 自分の今の好み
- 偏った合わせ方しかしていないかも
- 今季は要らないor手放してもいいかも
と、いろんなことが明確になった気がします。
段ごとの中身がすっきり明確に
これまでは、同じ役割の服(“パーカー”“Tシャツ”など)を一ヶ所にまとめたくても、1段に入りきらなくていろんな段に散っていることがよくありました。
しかし1段ごとに入る量が増えた(気がする)ことで、すべてまとめられるように!夏服を入れている今の状況では、上からこんな配置になりました。↓
- 小物類
- 下着
- パーカー、上着類
- Tシャツ類
- スカート、ズボン
- 靴下、ハンカチ
- トートバック
各段、+αで入っているものもありますが、今までこんなに明確に「どこに何があるかわかる」ことってなかったので、めっちゃ進歩した気がしてます。無駄なごちゃごちゃが減って、頭もすっきりした感じ。
タンスの整理、おすすめです。
外に出ているものを棚やクローゼット等の中にしまうのはまだできても、しまったものをどう配置するかとかって、後回しになりがちですよね。私も、詰め込むまでで満足して、収納のポテンシャルを活かせてませんでした。
でも、物理的にも精神的にも予想以上にすっきりして、やってよかったです。タンスの整理、おすすめです。