靴下の穴を塞いで長く使う。刺繍糸で穴を塞いで丈夫にする方法。
普段、靴下やフットカバーに穴が開いたらどうしていますか?
穴が1つ開いただけで捨てるのはもったいない!
私は足の形(親指が突出して長い)的に、よく親指のところで穴が開きます。また、綿のフットカバーは狭い面積でぎゅっと密着する分だけ、足の裏の伸びきったところから穴がどんどん開いてしまいます。
こんな時、数年前までは
- 左右逆に履くように心がけつつ、そのまま我慢する
- 家事用(油汚れを拭くなど)に回す→捨てる
ということしかしていませんでした。
しかし、「ほんの一部に穴が開いただけで使うのをやめるのはもったいない」と思い、3年前から穴を縫い合わせてみるように。でも、縫い合わせたところの近くがまた開いてしまったりして、あまり良い解決方法にはなっていませんでした。
そんな時に出会ったやり方が、こちら。↓
ソックスに穴が開くたびに直し続けたら、もうやめられなくなって、こういうことになりました。この2足はもう20年以上履いている。3枚目はお友達に頼まれて直してあげた時のもの。あ、1年に2足ぐらいは新しいソックス買いますよ。 pic.twitter.com/c7eQS0QfGC
— 🌈BASIL🦔学校の号令なくそう (@basilsauce) December 27, 2015
このブログで紹介されていて、参考にしました。↓ryotaromm.com
基本的なやり方は以上のもので確認していただきたいのですが、私のやり方もざっと紹介します。
穴を塞ぐやり方
使うもの
私が今のところ使っているのは刺繍糸。100均で色とりどりのセットが売っていたのでそれを使っています。
やり方
今回は、フットカバーの穴を塞ぎます。5mm四方くらいの穴です。
- まず刺繍糸を針に通します。刺繍糸は細い糸が何本も絡まった状態なので通すのが難しいですが、頑張ります。器具を使うのももちろんあり。玉結びなどはせず、そのままです。
- 穴を囲う四方の角の1つに、糸を通します。チャコールペンなどで四角を書いたりマークしていた方が確実ですが、面倒なのでやってません、、裏には2cm分くらい糸を残します。最後に結ぶためです。
- 「縦糸」を作るイメージで、1〜2mm分すくいながら縦に糸を縫います。最初に糸を通したところから対角線の場所まで。この際、下の布部分はノータッチで良いです。ここで糸を引っ張ると、裏に余らせた糸が抜けたり、後で横糸を入れる隙間がなくなるので、四角の幅をキープできるよう、ゆるっとやりましょう。(これで何度失敗して糸をダメにしたことか、、)
- 今度は「横糸」。縦糸を上下交互にくぐらせつつ、下に布部分があれば一緒に針を通して縫います。(上の糸部分だけを縫うと、布と一体化せず、浮いちゃいます。)
最初に糸を通したところが“ゴール”になるので、そこで針を出せるように、横の往復の回数などうまいこと行くように考えつつやりましょう。 - “ゴール”したら、裏に針を通して、最初に余らせていた糸と結び、余った糸は切ります。
完成するとこんな感じ。
穴を塞ぐメリット
丈夫になる
私が以前やっていた「穴の縫い合わせ」だと、結局他の場所にしわ寄せが行ってしまって、布部分が薄くなったり、穴がまた開いたりしていました。
でも、他の衣服類ではわかりませんが、「靴下の穴が開く」っていうことは、自分の足にフィットしていくに従って「穴の分の布面積が必要だけど足りないから起きる」ことだと思います。だから、この穴の塞ぎ方はかなり合理的だと思っています。
よく穴が開きやすい場所・素材でも、1回穴をこうして塞げば頑丈になります。買った時より丈夫になっていると思うので、より長持ちするのではないでしょうか?
愛着がわくオリジナル感。
穴を放置したままだと「なんだかなあ」「気になるけどまあ良いや」ともやもやしてしまうけど、手をかけて穴を塞いでみると、気分も上がるし、愛着もわきます。色のチョイスでだいぶ印象が変わるので、オリジナル感も出せます。
元のデザインがベストで、こんな風に縫うなんてありえない、と考える方には向いていないかもしれませんが、この感じが少しでも「良い」「かわいい」と思えるのであればおすすめです。
あまり見えない部分だから気楽にできる
私はそこまで器用じゃないし、人の目につくもの・人のものであったらこんなにできていないと思います。靴下という、あまり人目につかないところだからこそ、気楽にチャレンジできました。
デメリット
薄い布×刺繍糸だと少しゴワつく
最近は、先ほども取り上げたフットカバーの穴を塞ぐことが多いのですが、薄めの布でできているので、刺繍糸で縫った場所が少しゴワついているのが気になることがあります。
また、私のやり方だと糸の結び目は足の裏に当たる訳なので、それも一因かも。でも表裏逆にしたところで、今度はより糸の表面積が広く当たるようになるはずなので、考えものです。
穴が大きくなってから塞ごうとすると糸も多く使うことになるし、その分ゴワつく可能性も大きくなってしまいます。着用感という点でも、穴は小さいうちに早めに塞ぐと良さそうです。
場所によっては難しい
元々器用なわけでもないので、かかとやつま先など、履いているうちにカーブしてくる部分を縫うのは結構難しいと感じています。裏の布部分も合わせて縫ってしまったり、、
メリットもデメリットも感じていますが、私は今のところ、「手間をいとおしむ」感覚が好きなので、靴下をできるだけ長く使えるようこういうやり方は続けていきたいと思っています。
少しでも気になった方は、やってみてください。