ふーみんLABO(仮)

26歳女が「納得できる自己紹介」を目指して執筆中。エコ・節約・映画など、私の頭の中を可視化するため、とりあえず色々書いてみようという実験です。

感受性豊かすぎるとつらいときもある。HSP(とても敏感な人)かどうかチェックしてみた。

感受性豊か=良くも悪くも繊細、と気づいた。

感受性豊かというのはだいたいの場合褒め言葉として言われていると思う。「感受性豊かだね」と言われることがまあまああるし、自己分析てきなツールを使うと私の強みとして感受性というものは出てくる。

その一方、何の気なしに言われたことをネガティブに気にし続けてしまうというのが人より結構あるんじゃないかとこの数年で気づいた。それは繊細で傷つきやすいという点ではどちらかというと弱みだと思っていた。

そして最近目にするようになった、「HSPHighly Sensitive Person、直訳すれば"とても敏感な人")」という概念。これは、私の感受性についても、傷つきやすさも包括している。だから、この言葉を知ったとき「私これなんだろうな」とすぐ思った。今回は、これについて書かれたこのページを基にいろいろ考えてみたい。▼

susumu-akashi.com

HSPとは

HSPは、この本を書いた心理学者アーロン氏によって提唱されたという。▼

ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。 (SB文庫)

ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。 (SB文庫)

 

日本語版は2008年出版だが、原版は1996年に出ているらしい。日本にこの考えが入ってきたのは比較的最近なのかもしれない。 

昨年(2016)この本が話題になって、よくHSPというのを見かけるようになった。▼

「敏感すぎる自分」を好きになれる本

「敏感すぎる自分」を好きになれる本

 

 HSPを考えるにあたって、まず参考にするページの最初には、具体例が5つ載っていた。

■光や音、匂い、そのほかのさまざまな感覚に人一倍敏感
■場の空気や他の人の気持ちを読みとることが得意
■人より深く考え、呑み込みが早いと言われる
■感受性が強すぎるせいで刺激に圧倒されて疲れ果てることがある
■子どものころから空想の友だちなど不思議な体験をしてきた

https://susumu-akashi.com/2016/10/hsp/

どれも思い当たる節があるが、いちばん驚いたのは最後、「空想の友だち」。一人っ子でさみしかったからか、5〜7歳くらいの頃「空想の姉妹」と遊んでいた記憶が、瞬時に蘇ってきた。子どもはそれくらいの想像力はあるものだと思ってきたけれど、、。

 

アーロン博士はこれまで、「内向的」「怖がり」「引っ込み思案」などとネガティブに語られがちだった敏感な人についての研究に一石を投じ、それらの人は、本当は感受性豊かで創造的、そして子どもの15~20%を占める個性の一つなのだ、ということを明らかにしました。

そして、感受性の強さとは、おもに育て方によって決まる後天性のものではなく、持って生まれた先天性のもの、その人固有の遺伝的性質であり、才能ともなる、ということを学術的に立証したのです。

https://susumu-akashi.com/2016/10/hsp/

子どもの頃は、「大人しい」「落ち着いてる」とよく言われ、内気だと思われていたと思う。でも最近は、落ち着いているとは言われるけどアクティブにもなったし、いろんなところへ飛び込めるようになった。だから、子どもの頃の私を知る人は「変わったね」と言うようだけど、私としては違うと思っている。もともと持っていたけどうまく表せなかった興味関心を表せる場(大学の授業や課外活動)ができたり、もともと感じていたこと、考えていたことをうまく表せるツール(言葉、SNS、そういう話ができる友人)ができたりしただけであって、私自身は変わっていない、と思っている。

少し話が逸れたけど、上で引用した「感受性の強さとは(中略)持って生まれた先天性のもの」ということは、こういう意味でもしっくりくるなあと思うし、まさに「ギフト」なのだな、と素直に思える。

 

HSPの4つの特徴を自分と照らし合わせてみる

HSPというのは、以下の4つの特徴を満たす人だという。

  • 深く処理する
  • 過剰に刺激を受けやすい
  • 全体的に感情の反応が強く、特に共感力が高い
  • ささいな刺激を察知する

前回の大人のADHDチェック10項目をやって、自分を振り返ってみた。と同様、△:そんなにない(1点)、◯:時々ある(2点)、◎:よくある(3点)、というような観点で照らし合わせてみたい。

深く処理する:◎

この「深く処理する」という性質は、年齢以上に大人びた受け答えをしたり、初めて経験する場所や人の前で行動するまでに時間がかかったりという行動にも現れます。 

これは、場の空気を読み取って行動する能力に優れているということです。自分の考えだけで直情径行に行動したりせず、その場の状況や相手の気持ちを深く読み取り、それに合わせて行動することができます。

「周りを気にしすぎる」と最近指摘される私。初めて行く場所・することは、周りを入念に観察してまねてみることからいつも始める。なので、まねるべきものがないと困惑してしまう。

また、場の空気に敏感だから、自分が場を乱すようなことをしたくないという意識は強くある気がする。 

 

 過剰に刺激を受けやすい:◯

人の多いパーティーや雑踏、大きな音の映画館や遊園地など、刺激の量が多い場所はことさら苦手です。他の多くの人にとっては、そこは日常よりも目一杯刺激を開けて楽しめる場所ですが、普段から人並み以上に刺激を感じ取っているHSPにとっては、そこは刺激が多すぎる場所なのです。

人の多い場所は、苦手というわけではないけど、かなり疲労感があるのも事実。

刺激といえば、私はパソコンやスマホの明るさはかなり暗くしてある。iPhoneを室内で使うときは、MAXの5分の1くらいで十分な明るさ。それより明るいと苦痛。

 

全体的に感情の反応が強く、特に共感力が高い:◎

後で触れますが、このような他人への関心や共感性の強さは、子ども時代に空想の友だち現象(イマジナリーフレンド)として現れることもあります。

感情移入などは、最近本やドラマに触れることが少ないのでわからないかなとも思うけど、歌に関しては、ぐっと感情を持って行かれることが多いしそういう曲を好んで聞いている。曲を聞いて景色が見えたり、心が飛んでいったり、沈んだり。コブクロ好きなのも、深く心に触れる曲ばかりだからだろうな。

 

ささいな刺激を察知する:◯

環境の変化や、物の配置が変わったことに目ざとかったり、自然の風景や動物とのふれあい、芸術作品などから強い影響を受けたり、親や友達のちょっとした声のトーンや態度の変化から、何かあったのだと察知したりします。

 周囲のことにはよく気づく。何人かで話をしている時には、「この人は次話したそうだな」と思ってその人が話すのを自分なりに待ってみたりするので、あまり自分は話さないことが多い。でも、色々気づいても、それを良いふうには使えていなくて、例えば電車で「あの人には席を譲った方が良さそうだ」とぱっと思ってもそれを実行できなくて、ひとりで「悪いことをしてしまった。。」とへこむ。

 

結果:12点分の10点

自分だけでやってみると無意識に偏った答えにもなるだろうから、これが正しいとは全く言いきれない。だけど、今回4つの特徴はかなり当てはまったほうなんじゃないかと思う。

4つの特徴すべてが当てはまるとするならば、5人に1人といわれるHSPに私も当てはまっていそうだ。この性質とどう付き合い、どう生かしていくのか、これから考えていきたい。