石鹸シャンプーを始めて1年。「アレッポの石鹸」の感想と使うコツ。
1年前(2017.3)から石鹸シャンプーを開始して、ほぼずっと継続して石鹸で髪を洗ってきました。これまで使ってきた石鹸や、石鹸シャンプーの感想などをまとめておきます。
- 石鹸シャンプーとは
- 今まで使ってきた石鹸たち
- 石鹸シャンプーのメリット
- 石鹸シャンプーのデメリット
- 石鹸を使うコツ:泡立てる。たくさん使う。
- 結論:これからも使うし、おすすめします。
- 追記:髪を染めた後のこと(2019.7.30追加)
- 追記:固形シャンプーを使い始めました(2020.6.2追加)
石鹸シャンプーとは
まず一応、「石鹸シャンプー」とは何なのか簡単に説明しておきます。
石鹸シャンプーとは、一般的なシャンプーやリンス、コンディショナーで髪を洗い整えるのではなく、石鹸を使って髪を洗うということです。シャンプー向けの液体石鹸なども売っていますが、普通に売っている固形石鹸でも可能。私は固形石鹸で全身洗っています。
▼詳しくはこちらの過去記事でどうぞ。mizukifukui.hatenablog.com
今まで使ってきた石鹸たち
この1年間で、自分用に、石鹸は3つ買って使ってきました。どれも「アレッポの石鹸」シリーズです。これを使っている理由は1年前の記事でも書いていますが、今改めて考えてみると、
- ちょうどいい値段(1個500〜1000円におさまる)と十分なクオリティ
- オリーブオイルが主原料(フランスのマルセイユ石鹸などはパーム油。全く詳しくないけどパーム油は色々言われてるようなので一応警戒しています)
- 伝統的でシンプルな原料(=持続可能)
- 中東・アラブ好きとして、アラブで作られているものを使うことで少しでも繋がりを感じられる(アラビア語見れるだけで嬉しい。笑)
- 内戦が長引いてしまっているシリアに、日本から少しでも気持ちと利益が届いてほしい
自給自足・地産地消の考えが好きな私としては、石鹸も海外のものを使うより国内で作られているものを使ったほうがいいのかなと考えたこともあります。でも、上の4・5の理由(特に5)から、アレッポの石鹸を使い続けようと思っています。
ただ、シリア・アレッポで作られている石鹸というのはいくつかあります。「アレッポの石鹸」ブランドは、前から知っていたのと、東急ハンズで取り扱われているのでこれを買ってみています。これから他のブランド・会社のものも使ってみようと思っています。aleppo.co.jp
では、今まで買って使ってきた「アレッポの石鹸」の紹介と感想を書いていきます。
アレッポの石鹸 ノーマル(約200g, 630円+税)
オリーブオイル:ローレル(月桂樹)オイルの割合で3種類商品があります。このノーマルは90:10。
理由はわかりませんが、今までの3種類のうちで一番ちゃんと使いこなせた気がしています。うまく泡立てて使えれば、髪の「天使の輪」もできるほどつやつやになってました。
アレッポの石鹸 ライト(約180g, 500円+税)
オリーブオイル98:ローレルオイル2 の割合で作られているライト。ほかの商品より小振りなサイズで、色も明るいです。
使ってみて思ったのは、なぜか髪を洗うとき全然泡立たない。石鹸は泡立たないと力を発揮しないし、私は石鹸を全身に使いたいので、これは違う、、と不満が残ってしまいました(私の髪が変質したとかもありうるので一概に石鹸のせいとは思いませんが)。
アレッポの石鹸 エキストラ40(約180g, 900円+税)
こちらはローレルオイル多めで、オリーブオイル60:ローレルオイル40。色も濃い茶色&緑。3種類の商品の中で、いちばんにおいが良いと思います。
今3分の1使い終わったところなので、まだちゃんと評価できないのですが、期待していたほどではないという状況。季節の関係とか、洗う頻度とかも関連してると思いますが。もうちょっと様子を見つつ色々工夫したいです。
石鹸シャンプーのメリット
1年使って今感じている、石鹸シャンプーのメリットを挙げてみます。
リンス・コンディショナーのぬめりがない
石鹸シャンプーにして初めて、リンスのぬめりが結構嫌だったことに気づきました。今では、たまに「普通のシャンプー使おうかな」と思っても、ぬめりを思い出して「やっぱやめよう」と思い改めます。
ただ、ぬめりに関しては、シャンプーは使っても流すリンスを使わなければいいだけかもしれません。でもシャンプーやボディーソープも少しはぬめりが残る気もしますが。家のお風呂の排水溝の網も結構ぬめりで詰まっているので、家族全員シャンプー類を使わなくなったらかなり改善されるんじゃないかと思います。
コンパクトで、いろんな用途で使える
液体であるシャンプーやボディーソープと違って、固形石鹸はコンパクト。そして、石鹸1つが、今まで使っていた洗顔料・ボディーソープ・シャンプーの役割をまかなってくれています。なので、銭湯に行くときや旅行のときも持ち運びやすいです。
しかも、服の皮脂汚れを部分洗いするのにもぴったり。洗濯にも使えます。
シンプルな原料でできていて、持続可能な製品
今一般的に売られているシャンプーの成分には30近くもの物質が書いてあり、ラウレス硫酸などは洗浄力が高すぎて刺激が大きい、など色々言われています。これらのことは詳しくないし、「まあそうなのかな」程度で捉えているのですが、化学的すぎる・不自然だとは考えています。
一方で、石鹸の原料はシンプルです。アレッポの石鹸の場合は、オリーブオイル・ローレルオイル・苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)のみ。とてもシンプルで信頼できると思います。昔から同じ原料で作られていて、自然から手に入れられるので、適正な量であれば底をつくことがなく、環境への負荷も大きすぎないと思います。
石鹸シャンプーのデメリット
石鹸シャンプーを1年間やっていて、デメリットを感じることもありました。
保管や持ち運びに工夫が必要
先ほど「持ち運びも便利」と書きましたが、一方で、保管や持ち運びが面倒な面もあります。
溶けやすい石鹸は、お風呂場の石鹸置きに置きっぱなしだとぐちゃっとなります。アレッポの石鹸も溶けやすいらしいので、袋状の洗顔ネットに入れて洗面所で吊るしています。
旅行先では、家と同じように吊るせるように洗濯バサミを持って行ったりしますが、正直面倒です。備え付けの石鹸やシャンプー等があればそれを使うことが多いです。
銭湯に行くときは、ぬれた状態で持ち運ぶのでケースが必要だと思います。私はどうにか、ネットとビニール袋に入れて持って帰ってきますが、ぐちゃっとなってしまいます。
シャンプー類なら、保管も持ち運びもボトル等に入れればいいだけなので、少し面倒くささを感じています。
使うのにコツがいる
石鹸で髪を洗うにはコツがいると思います。そこが少し面倒ではあります。今のところ私が思うコツについては次の項目で。
石鹸を使うコツ:泡立てる。たくさん使う。
石鹸を使うコツは、よく泡立てることです。そしてそのためには、(特に髪を洗うときは)一定程度の石鹸の大きさが必要なようです。これまでの経験だと、石鹸が小さく(厚さ1cmくらいに)なってくると突然泡立たなくなります。ケチらず、小さくなってきたら次の石鹸とくっつけて使ったほうがよさそう。
結論:これからも使うし、おすすめします。
メリットもデメリットもありますが、今のところは石鹸が好きだし、使い続けるつもりです。
髪を洗うことに関しては、染めたりパーマかけてると合わないかもしれませんが、私はどれもせず地毛のままなので問題なく石鹸を使えています。
1年使っても、石鹸はおすすめできます。
追記:髪を染めた後のこと(2019.7.30追加)
髪を染めたため、前から持っていた「髪を染めていても石鹸シャンプーはできるのか」という問いに、経験で答えが出ました。気になる方はこちらも読んでみてください。
mizukifukui.hatenablog.com
追記:固形シャンプーを使い始めました(2020.6.2追加)
シャンプーの成分が凝縮された、固形のシャンプーを使い始めました。石鹸シャンプーはうまくいかなかったという方も、ぜひチェックしてみてください。