ふーみんLABO(仮)

26歳女が「納得できる自己紹介」を目指して執筆中。エコ・節約・映画など、私の頭の中を可視化するため、とりあえず色々書いてみようという実験です。

映画

自分を探したくないから旅に出る。映画「百万円と苦虫女」から考える"旅"と"日常"。

昨日に続いて、以前見た映画で印象的だった言葉の記録です。 2008年公開の、「百万円と苦虫女」。私はAmazon primeで2017年に見ました。 百万円と苦虫女 百万円と苦虫女 発売日: 2013/11/26 メディア: Prime Video 主人公はフリーターの鈴子。アルバイトで10…

「草木が空に向かって伸びていくように、魂も成長したがっている」。“西の魔女”がくれた、「成長」の捉え方。

先日、先代のiPhone上にだけデータが残っていた、数年前に書いていた映画の感想を移しまして、その頃見た映画やその感想が詳しくわかるようになりました。そこで久々に“再会”して思い出した言葉を一つ、ここにも残しておこうと思います。

2019年に見た映画61本総まとめ&おすすめ6選。

私は普段映画を見ると、Googleドキュメントで内容や感想を記録するようにしています。そこで、今年見た映画を数えてみたら、映画館やレンタル・配信での視聴も含め、合計58本でした。結構多い…。※2020.1.19追記:さらに3本見ていた作品があったので、加筆し…

本当の幸せって何だろう?と思わずにはいられない。映画「家族を想うとき」鑑賞録。

イギリスを舞台に、個人事業主として働き疲弊しながらも奮闘する家族を描いた映画「家族を想うとき」を見てきました。舞台は日本から遠いかもしれないけど、いろんな場面で日本とも共通した課題や葛藤が描かれていたと思います。内容や感想をまとめてみます…

1年経って振り返る、映画「ボヘミアン・ラプソディ」にハマった訳。

1年前、社会現象レベルで大ヒットした映画「ボヘミアン・ラプソディ」。私はちょうど去年の今頃映画館に見に行ってハマり、音響の良いシアターなどを求めて計3回映画館で見るという、社会現象の一部になっておりました。 なぜそこまでハマったのか、1年経…

映像で語られる生命の美醜と、“女性の価値”。ベトナム映画「第三夫人と髪飾り」感想録。

先日初めて東南アジアで製作された映画を見て、もっと色々見てみたいなと思っていたら、ちょうど地元のミニシアターでベトナムの映画をやっていました。 19世紀のベトナム北部を舞台にした、「第三夫人と髪飾り」。鑑賞しての感想や内容を紹介します。 crest…

まさに銭湯のように、じんわり沁みる映画。「私は光をにぎっている」で感じた喪失感と希望。

松本穂香主演の映画「私は光をにぎっている」を見てきました。私が好きな、銭湯を舞台にしており、「翔べない時代の魔女の宅急便」と監督が紹介しているということでストーリーが気になって見に行きましたが、じんわりと良い余韻が残る作品でした。 あらすじ…

マレーシア映画「グブラ」から見えた、マレーシアの多民族さと格差。ピースボートで寄港した半日の思い出も重ねて。

先日、とある映画の上映会&シンポジウムに行きました。地元の映画館にビラが置いてあって興味を持った、東南アジアの映画のシンポジウム・上映会でした。 jfac.jp これまで東南アジアの映画は見たことがなく、いろんなことが新鮮でした。 見た映画は以下の…

実話のテロ事件に基づいた映画「ホテル・ムンバイ」。テロを追体験したようで震え上がった…

先日、映画「ホテル・ムンバイ」をみてきました。実際にインド・ムンバイで起きたテロ事件に基づいた話ということで、「ハフポスト」のこの記事をざっと読んで気になっていました。 www.huffingtonpost.jp この記事が書いている2点について、私は1点は真逆の…

映画「主戦場」の感想を、3ヶ月越しだけどまとめてみる。「結局、慰安婦について何が問題なの?」という方におすすめ。

川崎の映画祭で一度上映中止になったことでも話題になったドキュメンタリー映画、「主戦場」。今年4月から各地で公開されていて、私は8月に見に行きました。 その時は感想をまとめきれなかったのですが、最近また話題になっているので、この作品をめぐる状況…

映画「ロケットマン」を、「ボヘミアン・ラプソディ」ファンが見た結果。

ここ数年盛り上がっている、“音楽もの“の映画。去年は「グレイテスト・ショーマン」と「ボヘミアン・ラプソディ」に見事にハマり、どちらも映画館に3回ずつ見に行ってしまいました。 そんな私が先日、1970年代のイギリスを代表するミュージシャンの1人、エ…

役割がある喜びと、役割を超えた存在価値、どちらも必要で大切。映画「天気の子」で考えたこと【感想録②】

前回の記事に続いて、映画「天気の子」を見て考えたことを。今回は主人公・陽菜のあり方の変化から考えたこと。あらすじ等のネタバレありです。 映画『天気の子』予報② この記事の続きです↓mizukifukui.hatenablog.com 陽菜の「自分の役割」の考え方 みんな…

映画「天気の子」に見た、現実と非現実へのこだわりとバランス。【感想録①】

先日、話題の映画「天気の子」を見ました。新海誠監督の作品は初めてで、アニメーション作品も普段ほぼ見ない私でも、「いいものを見た!」と心底思える素晴らしい作品でした。 この記事ではまず、ネタバレありで、映画から一番感じた「現実と非現実」につい…

子どもとは?大人とは?リアリティと人間味溢れる映画「存在のない子供たち」に圧倒された。

中東・レバノンを舞台にした映画「存在のない子供たち」を先月見ました。リアリティがありながらもストーリーが素晴らしく、見応えがあり、「すごいものを見た」という感覚が残りました。少々ネタバレありで、映画の感想を書いてみます。 レバノン出身の監督…

映画「新聞記者」に感じた、事実と虚構の境界がわからなくなる気味悪さ。

先月、映画「新聞記者」を見ました。一言で言うと「気味が悪い」という印象が残りました。見たのが少し前なので思い出しつつ、ネタバレありで、その「気味悪さ」を感じた理由を書いてみたいと思います。 作品の背景:東京新聞・望月記者の自伝が原案 内閣府…

“インドの映画”だけどボリウッドじゃない。「あなたの名前を呼べたなら」を見てもやっとしたこと。

昨日、インドが舞台の映画「あなたの名前を呼べたなら」(原題:Sir)を見てきました。インドの映画というと、“ボリウッド”と呼ばれる、歌とダンスが見もので長尺な作品で知られていますが、こちらは全く違います。 見終わっての印象は、正直「うーん、よく…

韓国映画「タクシー運転手」の舞台・光州に行ってきた。“韓国のヒロシマ”で平和を考える。

先月、映画「タクシー運転手〜約束は海を越えて〜」で描かれた、1980年5月の民主化運動の舞台となった光州(クァンジュ)に行ってきました。行った場所やそこで考えたことを紹介します。 ちなみに日本では「光州事件」と言われることが多いようですが、韓国…

こんな今だから見て学びたい、韓国現代史。おすすめの社会派韓国映画5本+α。

最近日韓の外交関係がなかなか緊張していますが、私はこの1年ほどで韓国の映画やテレビ番組に親しむようになり、それもあって先月初めて韓国旅行にも行ってきました(その話はまた後日)。 前まで私の海外に関する関心は、中東を主軸に、比較的日本から遠い…

論理より感情。多様性を大事にしたい。映画「The Greatest Showman」に時代が求めるものを見た。

やたらSNSなどで見かけるので気になって、映画「The Greatest Showman」を見てきました。そんなに期待してなかったけれど、2時間切ってると思えないくらい濃密で、音楽には圧倒され感動しっぱなし。評判が良いのもすごくわかったし、大好きな作品になりまし…

沖縄のローカルを知る手段として、ボランティアを選んだ。現地での10日間と映画「ZAN」で思ったこと。

先日、沖縄・辺野古が面している大浦湾を舞台にしたドキュメンタリー映画「ZAN ジュゴンが姿を見せるとき」を見てきました。 これを見ようと思ったのは、2年前、大浦湾が面している地域に10日間ボランティア活動で滞在した経験があったから。 その経験と感じ…

映画「リトルフォレスト」が大好きなのは、生きる実感を思い出させてくれるから。

ちょっと気持ちが疲れたり、停滞しているときに、いつも見たくなる映画がある。 「リトル・フォレスト」。東北地方の集落でひとりで暮らす主人公いち子が、春夏秋冬の季節の移り変わりの中で、生きるために食べ、食べるために育てる生活を淡々と続けていくさ…