ふーみんLABO(仮)

26歳女が「納得できる自己紹介」を目指して執筆中。エコ・節約・映画など、私の頭の中を可視化するため、とりあえず色々書いてみようという実験です。

和太鼓スクールHIBIKUS横浜で、無料体験レッスン受けてきた!/文化の継承について考える

先日行ったホットヨガ・LAVAの無料体験に続いて、前から興味があった和太鼓スクール・HIBIKUS(ヒビカス)の無料体験レッスンを受けて来ました。体験のことや感想をレポートします。
www.hibikus.com

 

気になっていた、和太鼓スクール。

数年前から横浜駅などで、今回行った和太鼓スクールHIBIKUSの広告をよく見るようになりました。

小学校や高校の頃に何度かプロの和太鼓演奏に触れる機会があって、音の迫力や振動の凄さを覚えていたり、数年前に沖縄や島根で郷土芸能に触れて「和楽器いいなあ」と思っていたのもあり、その広告はよく目にとまりました。

「和太鼓も習い事になるんだなあ」「昔はピアノとかやってきたけど、和楽器をやるのもありなんだな」と思って気になっていたのですが、実際に試すほどではなく。

そして先日ホットヨガの体験に行くことにした際に、「そういえば和太鼓も気になってた、行ってみよう」と思い出しました。体験が無料だったのも決め手でした。

 

HIBIKUS(ヒビカス)とは

ヒビカスを運営している「宮本卯之助商店」は、1861年から太鼓や神輿を製造・販売している会社だそう。

和太鼓や伝統芸能などの歴史や魅力を広めるため、世界の太鼓の博物館「太鼓館」や邦楽教室を開催する浅草「宮本スタジオ」も運営しています。

(体験後に頂いたヒビカス資料より引用)

その取り組みの一環で、和太鼓スクールをやっているんですね。

横浜の他にも、東京(浅草)・福岡(天神)にスクールがあります。▶︎店舗・アクセス | 和太鼓スクール ヒビカス HIBIKUS

 

実際に行くまで

申し込み方法

申し込みはHPから。行きたいスクールや日時(第二希望まで)を選んで申し込みます。翌日メールが来て、日時が確定。私は申し込んだ日から2日後の、第一希望のクラスで行けました。

私は初心者なので、初級コースを選びました。

 

持ち物

当日の持ち物は、

  • 動きやすい服
  • 室内履き

ということでした。しかし実際レッスンに参加してみると、講師の方は裸足だし、参加している方は皆靴下。室内履きは、履いても履かなくてもいいそうですが、荷物にもなるし要らなかったなと思いました。 

 

体験当日、受付〜準備

新しくて広い施設。受付は2階。

横浜スクールのアクセスは、市営地下鉄・伊勢佐木長者町駅の4B出口を出てすぐ。看板が大きく出ていてわかりやすかったです。

f:id:m_crescent:20190908164527j:image

入り口は広々としていました。靴を脱いで進み、階段を登ってみると2階に受付がありました。実際にレッスンを受けるスタジオは1階です。

f:id:m_crescent:20190908164545j:image

ロビーはやたら(?w)広々としていて、和太鼓の演奏会のチラシが置いてあったり、バチや足袋、和太鼓のCDなども売ってありました。全体的に新しくて綺麗な印象。

f:id:m_crescent:20190908164602j:image

受付で名前を伝えると、用紙を記入して着替えへ。ロッカーに荷物を入れて、持っていったTシャツとジャージに着替えました。

f:id:m_crescent:20190908165847j:plain

ロッカーの鍵も、なんか和風で素敵。


着替えてまたロビーに出ると、スタッフの方が名札とバチを渡してくれ、レッスンが始まる数分前にスタジオへ案内してもらいました。

 

レッスン開始

体験の時間

体験の場合、会員の方が2時間レッスンするところの前半1時間・基礎練習に混ぜてもらいました。1時間やったところでスタッフの方が迎えに来てくれました。

 

参加者の人数、年齢

私が参加したクラス(土曜の午後)は、私を含め7人が参加。人数は、少なすぎても緊張するし、多すぎても集中力を欠くと思うので、とてもちょうど良かったです。1クラスの定員は15人ほどだそうですが、実際参加しているのは8〜10人くらいのクラスが多いそう。

中学生くらいの子から、40・50代くらいの男女までがいて、年齢層も男女比も結構幅広いなと思いました。

 

レッスン内容

体験したレッスンの流れはこんな感じ。↓

  1. ストレッチ
  2. 握り、手首、肘、肩で打つ基礎練習
  3. 5分ほど休憩
  4. アクセントをつけたリズムを打つ練習

基本的な叩き方が身につけやすそうだと思いましたが、バチの持ち方や立ち方をもうちょっと教えて欲しかったな〜と思います。

スタジオ内には20台以上大太鼓があり、皮の張りや音で各自太鼓を選んで、1人1台使います。久々に生の楽器に触れて、音を出せて楽しかったです。

ちなみに講師の方たちは、世界的にも有名な和太鼓チーム「鼓童」出身の方が多いそう。プロとしても一流の方に教われるのは、このようなスクールに通うメリットだと言えそうです。

講師の方はとても朗らかな方で、「今日体験の◯◯さんでーす」と他の会員さんに紹介もしてくれて居やすかったし、優しく指導してくれました。

 

レッスン後

体験が終わった後は、着替えたあと、スタッフの方から入会やレッスンのシステムなどの説明を受けました。

レッスンは月2回。多くのクラスを開講して多くの人に来てもらうためと、頻繁すぎると来れないことが増えがちなので、レッスンをスキップしてしまうより少しずつでも確実に上達するためだそうです。物足りなさもありそうですが、習い事は昔からすぐ飽きて負担に感じ始めてしまう私には合っている頻度かもしれない、とも思いました。

お金の余裕がないので入会するつもりは最初からなかったのですが、検討中ということで、体験だけして帰れました。

 

もらった資料まとめ

情報として、体験の終わりにもらった資料の写真を貼っておきます。

f:id:m_crescent:20190908174000j:plain

チラシの中身①(見開き)

f:id:m_crescent:20190908174005j:plain

チラシの中身②

f:id:m_crescent:20190908174013j:plain

子ども向けレッスンや初級レッスンの予定表(2019年10〜12月)

 

感想

普通に楽しかったけど、楽しみきれたのかは謎。

今回体験に行ってみて、普通に楽しかったです。基礎練習をしたことで、「こんなことを考えて和太鼓って演奏されてるんだな」と発見があったり、自分の体の使い方に意識が向いたり。

でも、緊張や不慣れさから、音を出すことを楽しめたのかは微妙。また、初心者なので当然ですが、曲の演奏などはやっていません。その分達成感や充実感がそこまで感じられず、「楽しかった〜!またやりたい!!」と思えるほどではなかったです。楽器やスポーツって、楽しくできるようになるまで時間かかりますもんね。こういう点では、中高時代に和太鼓部なんてあったらやっていたかったな〜と思います。

和太鼓演奏を生で聞いたのがすごく前のことなので、また実際に聞いたら考えが変わりそうです。発表会が再来週あるそうなので、予定が合えば行ってみようかなと思います。楽器やスポーツの習い事全般に言えることだと思いますが、タイミングが合えば実際に見てみてから考えてみると良いかもしれませんね。

 

綺麗でアクセスしやすい、「行きたくなる」施設

施設は綺麗で、とても洗練されている印象を受けました。そして地下鉄の駅からはすぐで、京急線やJR根岸線の駅からも10分くらい。汚かったり、少し行きづらい場所にあると嫌になると思うので、この2点は「行きたくなる」要素だなと思いました。

施設面で少し気になったのは、ロビーが広々している割にロッカールームが狭いこと。物件的に仕方ないのでしょうね^^;

 

おまけ:和太鼓教室というもの全般について思ったこと

私は和太鼓自体ちゃんとやったことはなく、体験に行こうと思った時もヒビカスだけ考えていました。しかし和太鼓を習える場所は、カルチャースクールのクラスや他の教室でも結構あるみたいです。例えば、このサイトによると横浜市内だと16ヶ所だそう。▶︎神奈川(横浜市)の和太鼓教室 | 和太鼓の達人

その一方で、和太鼓チームもあるようです。そういうチームがあるとは、ヒビカスに行くまで認識していませんでしたが、横浜で活動しているチームもいくつかありそう。

ですが今回、私は初めて「和太鼓スクール」というものを経験して、なんだか色々もやもやしてしまいました。

 

和太鼓って、地域のお祭りなどを通してもっと身近にあったはず。実際、地元の神社からたまにお囃子の練習をしている音が聞こえたりします(誰がやっているのかは全然知らないのですが)。また、田舎で地元の民謡や神楽に取り組んでいる子どもたちを見てきて、「かっこいいな」と思っていました。約35年前に一気に宅地化された地域のマンションで育った私は、そういう継承すべき文化に、強い憧れもあります。

昔はもっと、地域の中で教えあって継承していたものなんだと思います。そして、地域に根付いた小規模な教室とかなら、その継承もまだスムーズにできていたのではないかと。

でもそういう文化が地域から失われつつあるから、こうして全国展開するカルチャースクールや企業が事業として行い、お金を払って教えてもらう「習い事」として成立するようになってきたのかな、と思いました。それによって、より地域性が失われていくのではないかという感じもしました。地域でできる可能性があるものにお金を払うということに対しても、ちょっと抵抗があるような気がします。

でも一方で、習い事や趣味の選択肢として和太鼓があるのはとても良いことだとも思います。それこそ、身近に和太鼓チームとかがなくても始められるし、地域の繋がりや紹介がなくてもお金を払えば入れてくれるわけなので、敷居は低いです。また、経験がゼロでも基本からちゃんと教えてもらえるのもメリット。こういう習い事を通して、和太鼓や他の和楽器がもっと身近になったり、やる人が増えたら良いなと思いました。

 

文化継承の方法のアップデートでもありつつ、地域から離れつつもある。でもその分裾野が広がってもいる。一長一短というか、複雑な考えに至ってしまいました。笑

私が和太鼓をやるなら、「近くの和太鼓チームを探して行ってみる」方から試してみたいなと思いました。

 

お世話になったヒビカスのHPはこちら↓

www.hibikus.com