無料で気軽に行ける博物館、明治大学博物館で小1時間過ごしてみた。
用事があって近くまで行ったので、暇つぶしを兼ねて行ってみた「明治大学博物館」。その名の通り、明治大学の中にあり、無料で展示を見ることができます。
前からなんとなく存在は知っていたのですが、予想以上にちゃんとしていて、それなりに見応えのある展示でした。
場所:御茶ノ水駅から5分・神保町駅から10分。
明治大学駿河台キャンパス内の「アカデミーコモン」というガラス張りの建物の地下にあります。
この辺りは昔武家屋敷が多かったようで、明治期以降、屋敷がなくなった跡に学校が建って学生街になっていったそうです。他の大学も近くにいくつかありますが、明治大学の建物は、今は「リバティータワー」などの高層ビルになっています。
アカデミーコモンの建物に入って、左手に見える上へのエスカレーターの裏に、下へのエスカレーターがあり、そこから博物館に行けます。博物館の展示室内の階段で地下2階に行くと、メインの展示室に行けます。
展示内容
博物館の展示は、主に3つの軸で構成されています。
商品
日本の伝統工芸品などが作られる過程や、昔や今の手工芸品が展示されています。展示物がスペースに対して多すぎる印象でしたが、漆器などができる過程などがみれて勉強になりました。
刑事
前身として、1929年に設立された「刑事博物館」があったそう。日本の江戸時代の拷問道具や、世界の罰の道具としてギロチンのレプリカなどの展示がありました。
考古
明治大学がこれまで発掘に携わってきた遺跡から出てきたものや、古墳の時代までの土器や石器が展示されています。
阿久悠記念館と、企画展示もあります
「明治大学博物館」とは別に、同じフロアに「阿久悠記念館」もあります。ピンクレディの「UFO」など、作詞家として数々の曲を世に送り出した彼は、明治大出身だそう。
阿久さんがもらったレコード大賞のトロフィーや記念碑?などの展示や、たくさんの曲を生み出した書斎を再現した展示などがありました。
また、今は企画展示室で、こちらも校友の登山家・植村直己さんの言葉を紹介する展示がありました。
無料で、行きやすい場所・雰囲気!おすすめ。
私が行ったのは平日の昼間でしたが、思っていたより人がいて驚きました。古本屋街や楽器屋、オフィス、大学など、周りにもいろんなものがある街だから、今日の私のように何かのついでに寄るのにちょうど良いのでしょう。
博物館や記念館など、同じフロアの展示を見るのにかかったのは50分くらい。時間的にも、ちょうど良い時間の過ごし方ができました。
「アカデミーコモン」は学生の授業などでは使われていない雰囲気。しかも町の大通りに面しているので、「学生ばかりで入りづらい」ということもなくて良かったです。でも建物へ出入りする人はちょっと少ないから、「ここで良いのかな?」感はあります。w
部分的に英語の解説文もあったので、海外から日本に来た観光客の方などにもおすすめしたいなと思いました。あと、日本史を勉強中の中高生とかには、教科書に載ってるものの実物が見れて良さそう。まあそうでなくても、たまにこうして歴史に触れてみると刺激になります。
ここは目的地にするほどではないかもしれませんがw、ついでに行くにはおすすめできます。近くに行くことがあったら、立ち寄ってみてください。