フェイクミート「大豆と玄米のベジフィレ」食べてみた。香ばしさと食感が良い!
最近少しずつ認知度が上がってきている「フェイクミート」。ベジタリアンやアレルギーで肉を食べない人でも楽しめる“ニセ肉”として、大豆などから作られているものです。なので「大豆ミート」などとも呼ばれています。
以前から気になっていたので初めて買ってみようと、そういうものを置いてそうな百貨店の食品売り場に探しに行き、見つけたのがこちら。
マイセンファインフードという会社が出している、「大豆と玄米のベジフィレ」「大豆と玄米のベジミンチ」。玄米を使っているフェイクミートは、今までネット等でも見たことはありませんでしたが、試しに買ってみました。
ちなみにその百貨店では、人通りの多い通路沿いの、雑穀などと同じコーナーにありました。「健康への意識が高い人向け」みたいな括り…?
そしてこの「ベジフィレ」の方を使って酢豚みたいなものを作ってみたので、実際の中身や調理方法などを紹介します。
乾燥だから、長期間保存できる!
パッケージの裏はこんな感じ。
原材料は
- 脱脂大豆(国内製造)
- 玄米粉(米(国産))
とのこと。シンプルです。
特徴は、賞味期限の長さ。約1年半先です。パッケージはチャック付きで保管しやすいし、常温で保管できるのも良いですね。
開封!香ばしさがすごい。
料理の前に開封してみると、おそらく玄米由来の香ばしさが強くしました。後で湯で戻したり調理したりする際にも、結構しっかり香ばしい匂いがしました。
フィレは乾燥状態で100g分なのですが、数えてみたところ28切れ入っていました。大きさは、3cm×5cmくらいの大きさで、厚さは5mmくらい。
茹でて戻すと、表面が柔らかくなる
パッケージの説明によると、炒め物や揚げ物に使う場合は、沸騰した湯で4分ほど茹でて戻します。
戻してみると、大きさは一回りほど大きくなった印象。5cm×7cmくらいになったかなという感じで、平面的にはファストフードのナゲットみたいなサイズ感。厚さも数mm増えたかな?でも思ったより厚くならなかったな〜と思いました。
表面がちょっとグニュっとしてて、水を吸いすぎているような印象でした。茹で時間がもう少し短くても良かったのかも?
焼き目がついたら肉っぽくなった
今回は、酢豚の豚をベジフィレに置き換えました。3人分で、1袋の3分の2くらいを使いました。
簡単なレシピで、最初に肉に火を通すのですが、火を通してうっすら焼き目がついたような状態だと、一気に肉っぽくなりました。色もそれなりに鮮やかになって安心しました。
実食!食感、歯ごたえは十分。
完成した「酢豚風」はこちら。
見かけは普通の肉に見えて、馴染んでいます。
食べてみると、食感は鶏肉みたいな感じで、繊維質を感じました。火を通す前グニュっとしていたので不安でしたが、意外と歯ごたえもありました。味は、肉を食べると感じるコクの代わりに、香ばしい風味がする、という感じ。でも料理の味の邪魔にはなっていませんでした。
肉から滲み出る味が決め手の料理で使うよりも、肉以外の味付けがしっかりしている料理で使うと良さそうです。私は次使うなら、青椒肉絲とかカレーで使ってみたいなと思いました。あとシチューやトマト煮込み系も良さそう。
1袋320円+税。コスパ良いし、お腹も満足。
私が買った時は、1袋で320円+税でした。そして今回その3分の2を使ったので、200円ちょっとで3人分の肉が賄えたことになります。肉と比べても、結構コスパよくないですか?
大豆と玄米というとても身近な素材から、こういうものが作れるとはにわかに信じがたいけど、美味しかったです。お腹も十分満足したし、また使いたいと思いました。
最近は、環境問題への関心から「環境への負荷が大きい畜肉を食べるのを控えよう」という動きが、欧米を始め出てきています。私も共感しているし、できるときは少しでも実践したいと思っています。そう思えるのも、こういう商品があると知っているからだけど、今回初めて食べてみて、全然いける!と思えました。
また、常温で保存できて少しずつ使えるから、一人暮らしの人にも良さそう。いろんな人にオススメできる商品です。
これでなくても、似た商品もいくつかあるので、ぜひ試してみてください。私も今後、他のものを試してみます。