ふーみんLABO(仮)

26歳女が「納得できる自己紹介」を目指して執筆中。エコ・節約・映画など、私の頭の中を可視化するため、とりあえず色々書いてみようという実験です。

韓国映画・バラエティにハマって1年半…韓国語の勉強を始めてみた。“日本人が学びやすい貴重な外国語”に思う色々。

韓国の映画やバラエティ番組を色々見始めて、1年ちょっと経ちました。そのきっかけになった映画「タクシー運転手」を見てからは1年半以上経っています。

mizukifukui.hatenablog.com

これまで韓国語については、文字の仕組みを少しさらったのと、映画や番組を通してのリスニングだけしてきて、敢えて手を出してこなかった文法。そろそろちゃんと学びたいと思い、満を辞して、文法の参考書を買って勉強を始めてみました。

この段階に至るまで、韓国語を通して、言語習得や“似ている外国語”について色々気づき、考えてきました。いまいちまとまらないのですが、今思うことを記しておきます。

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韓国語は、語順や語彙など、日本語と似ている部分が多いとよく言われます。実際、韓国のバラエティ番組を沢山見ていると、日本語字幕と照らし合わせて「こういう時にこう言っている」「この言葉はこういう意味のはずだ」と思える言葉が増えました。これは単語レベルでも、言い回し・文章レベルでも。なので、特段勉強をしなくても、見ているだけでかなり語彙が増やせました。

▼大好きな「三食ごはん」。初めてこの方法で理解した言葉は「美味しそう」であり、野菜の語彙がだいぶ増えました。笑mizukifukui.hatenablog.com

なので、私は敢えて「ちゃんと勉強せずどこまでいけるか」という実験をしてもいました。昨年夏に韓国に行った時も、せっかくなら少しは勉強しようかとも思いましたが、敢えて「バラエティ仕込みの韓国語はどれくらい通用するか?」というつもりで行きました。(もちろん英語でいい時は英語を使ったし、たまにGoogle翻訳にも頼りましたが…)

こういうことができるのって、語順が同じで、逐語訳でそれなりに成立する言語同士だからでは?と思っています。私が全然わからなくて語順なども違う、中国語とかフランス語とかを、同じように習得できるとはあまり思えません…。どうなんだろう。

あと、「こういう時にこう言う」という実例をまず沢山聞く、というのは言語習得の本質な気がしています。それをどう書くかは次の段階。多分物心つく前に、母語である日本語を習得する時にもこうしていたんだろうな〜と思えて、なかなか面白い経験でした。

 

韓国語に触れる日々は、語順や語彙が似ている言語というのはこういうことなのか!という発見でもありました。よく、ヨーロッパでは数カ国語できるのが当たり前、みたいな話も聞きますが、「互いに似てる言葉だからだろう」と思っていました。これまで英語などを勉強してきて、「概念が違いすぎる」ともよく思っていました。

日本語に似てる言語はなかなかないからな〜と思っていたけれど、この1年半韓国語に触れて、「語順・概念をそのまま捉えられる言語」「聞いてるとわかるようになってくる言語」というものの感覚がわかるようになった気がします。ヨーロッパ諸語の相互理解のたやすさも、ちょっとは想像がつくようになりました。

だからこそ、韓国語は「日本人が学びやすい、貴重な外国語」だなあと思います。

 

私は映画やバラエティ番組が入り口でしたが、K-POPから入る人も今は沢山いるでしょう。韓国の「ソフトパワー」、言い換えれば「文化輸出の力」をとても感じます。でもこれって、日本で言えばアニメや漫画などでやってきたこと。「アニメで日本・日本語に興味を持つ人の気持ち」にも想像が及ぶようになりました。

歌や番組など、ネイティブが触れているものにそのまま(字幕つきで)触れられたり、参考書やYouTubeのレッスン動画も充実しているという点でも、「日本で学びやすい外国語」だなと思います。

 

「散々韓国語に触れているのに、習得しないのは勿体無い」と思って、せめて文字だけでもわかっておこう、とハングルの練習だけしてみたのが約1年前。参考書を買っての勉強は先日からですが、単純に、久々に言語を勉強するのは楽しいです。

特に今回は、これまでリスニングで「なんとなくわかる」という程度になっていたものを、ちゃんと構造的に理解していくということができるので、「やっぱりこうだった!」「こういう仕組みだったんだ!」と小さな発見があります。知ってることと知らないことが、ちょうどいいバランス。

今のところは、それなりに続けられるのではないかと思えています。

 

 “日本人が学びやすい貴重な外国語”という観点では、漢字という大きな共通項がある中国語もそうなのではないか?と思っているので、いつか手を出してみようと思っています。近隣諸国だと、現地への旅行なり、日本国内でも、使う機会がありそうなのも良いですね。大学の第二外国語がイタリア語だったのが今更若干悔やまれます。楽しかったけど。笑