ふーみんLABO(仮)

26歳女が「納得できる自己紹介」を目指して執筆中。エコ・節約・映画など、私の頭の中を可視化するため、とりあえず色々書いてみようという実験です。

【2019年旅行録】西日本無計画一人旅① ゲストハウス・ホステル7ヶ所を振り返る。

最近のコロナ禍で、旅行やイベントなど非日常を味わえる物事もなかなかできなくなっています。なのでこれを機に、これまでの旅の記録をまとめてみたら、行った気になれて気が紛れるのではないか?と思いました。

そこでまず、前からまとめてみようかと思っていた、去年の初夏の一人旅を取り上げてみます。ライブの遠征をきっかけに広島へ行き、その後無計画に思いついたところに行くという旅でした。こういった「無計画」な旅や、旅先で会う予定の友人や参加するプログラムがあるでもない「純粋な一人旅」は初めてでした

もう一年近く前のことで、臨場感ある感想は書けませんが、まず泊まったゲストハウス・ホステルの記録をまとめてみたいと思います。

 

私の宿の選び方・予約方法

この旅で明らかになった、私の宿の好み

泊まった宿を紹介する前に、宿についての私の好みをまとめておきます。

私は、安さ重視でドミトリー形式のところに泊まります。今までの旅行でもゲストハウスなどにはお世話になってきましたが、これほどいろんな宿を渡り歩いたのは初めて。この旅は、これまでの経験とも合わせて、自分の好みが結構明確にわかった経験でもありました。

これから紹介する宿に対する感想の基準ともなるので、先に好みを列挙してみます。

  • 女性専用の部屋が良い
    数年前、男女相部屋のドミトリーに泊まり、男性のいびきがうるさかった経験がありまして…。着替えや下着の扱い(荷物を整理する時・洗って干す時)に気を使うのも面倒でした。
    その後は女性部屋を選んでいますが、いびきのうるささが気になったことはほとんどないかと。

  • 古きと新しきのバランス・ちょうどいいおしゃれさ
    内装などがスタイリッシュすぎたりしても居心地悪い。だからと言ってごちゃごちゃ感・古さを感じると、「せっかく旅先なのに…。ごちゃごちゃは家でもう飽きてる…。」とも思ってしまいます。ごちゃごちゃした家が嫌だから、普段カフェに出かけたりもするし、旅にも出る、という節もあります。
    なので、ちょうど良い、居心地良いと思える、洗練された空間を求めています。

  • 床は古材の板張りが好き
    畳でもなく、「いかにもフローリング」な床材でもなく、できればピカピカ新品の木材でもない、「古材の板張り」に趣を感じることに気づきました。そういう板張りが似合うところが好き、とも言えるかもしれません。「味のある木材」は全般好きです。

  • 規模は大きすぎない方が良い
    広いフロアにずらっとベッドが並んでいたり、広い居間スペースのある、規模の大きい宿もありますが、それだとあまり旅人同士の交流などは見込めません。間取りにもよりますが、1人だとぽつんと寂しく感じることもあります。

  • 2段ベッドは、造り付けが良い
    いかにも家具屋で売ってる、木材なり金属なりのベッドは、その日常感・ダサさに耐えられない…(笑) 不安定で揺れが気になることも多いので、ベッドは造り付けのものじゃないと嫌です。

  • 交流したさはある。
    これはタイミングにもよるのですが、この時は一人旅だったから尚更、ゲストハウス等のスタッフさんや他のお客さんと話したりしたいなあと思っていました。でも最初からがっつりというのはちょっと疲れちゃうので、程よい距離感を保てる環境が好みです。

予約方法

私はいつも、Booking.comを主に使っています。ドミトリーなど、安い宿を探しやすいと思っています。

Hostelworldというサイト・アプリも併用して、宿を探したり評価を確認することもありますが、予約自体はBooking.comでしました。

直接宿のサイトなどで予約することもありますが、この旅の時は「LINEトラベル」を経由するとLINEポイントが10%還元されていたので、それを加味するとBooking.comの方がお得でした。

mizukifukui.hatenablog.com

 

広島

まず訪れた広島市では、宿の空きの有無に伴って、1泊ずつ3ヶ所を渡り歩きました。

36(サル)ホステル

36hostel.com

1泊目は、こちらのゲストハウス。

入口を入ったところは、ちょっとしたブックカフェになっています。床やテーブル部分はコンクリートのようで、そこに植物を合わせる感じ、とてもおしゃれ。

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中の写真は撮ってませんでしたが、新しさやおしゃれさをなんとなく覚えています。笑

 

川手屋

kawate-ya.com

規模大きめのホステルです。ビル1棟全てを使っていて、シャワーや洗面所のフロア、台所・居間スペースのあるフロア、ドミトリーのフロアなどと用途別に階がしっかり分かれています。

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1階には居酒屋があって、今回は予定的に行かなかったけど、夕食などを食べるのにも便利で良さそうです。

 

ゲストハウスCOCO広島(女性専用)

coco-hiroshima.com

こちらは、宿自体が女性専用。明るくて可愛らしい内装や、アメニティにこだわりを感じました。

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一番印象的だったのは、オーナーの女性が友人と月1回開いているという「ワイン会」の日に偶然あたり、場に混ぜてもらったこと(下戸なので飲んではいません…)。みなさん私の親くらいの世代の方でしたが、気さくに話をしてくださって、とても楽しめました。

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尾道あなごのねどこ

anago.onomichisaisei.com

雑誌「ソトコト」で以前紹介されていて、「いつか行こう」と思っていた宿の一つ。(あと2ヶ所、同じ理由で行った宿があります。笑)

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しかし私としては、ちょっと期待はずれでした。古くて趣ある建物を生かしていて「レトロ感」も十分あるのですが、ただ「ボロい」感じもあって。古い畳や床のたわみ・きしみ、ちょっと暗い室内などは、私にとっては快適ではありませんでした。全体的にごちゃごちゃ感があって、私は好みではなかったです。

商店街に面した窓が開け放たれていて、夜や朝には人や車の音が気になったり、虫が入ってきたりしたのも、寝つきに影響しました。

 

松山:ふじや

yado-fujiya.com

次は瀬戸内海を渡って、愛媛は松山へ。道後温泉にほど近いゲストハウスです。温泉はもちろん、周辺の温泉街の雰囲気も楽しめました。

見かけはよくある一軒家という感じで、めちゃくちゃ気さくな雰囲気の宿。居間に居合わせた他のお客さんとしばらく話したりもできました。一人旅には合ってそう。

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小倉:Tanga Table

tangatable.jp

雑誌「ソトコト」で気になっていた宿、2ヶ所目です。福岡・北九州市の小倉にあります。

規模大きめのホステルで、福岡という土地柄か韓国や中華圏から来た人も多そうでした。ドミトリーのベッドは人が向かい合わせにならないようデザインされていたり、ダイニングカフェも結構広いので、交流とかはあんまなさそう。

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でも、ホステルでゆっくり過ごす時間がなかったので、また行ってみたいなぁとも思います。

 

萩:ゲストハウスruco

guesthouse-ruco.com

「ソトコト」で気になっていた宿、3ヶ所目。山口・萩です。

まずは、内装がとても粋で良かったです。2階〜1階間の階段周りはこんなデザイン。▼

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▼台所。洗面所などもそうですが、水回りにもこうやって木を使っているのが特徴的。サイズ感も好み。この雰囲気、いつか真似したい…。

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こんな内装のおしゃれさもよかったのですが、それ以上に、いろんな人との出会い・交流も印象に残りました。客の人数やスタッフの方たちとの距離感などがちょうどよくて、居心地が素晴らしすぎました。自分自身も、いろんな場所・宿を巡ってたどり着いたというタイミングの良さもあったかもしれません。諸々相性が良かったのかも。おかげで延泊を重ね、計4泊しました。笑

スタッフの方はもちろん、他のお客さん(日本国内からの人も、外国からの人も)や地元の方とも交流できました。その場でコーヒーを淹れてくれたり、一緒に食事に出かけたり、「ゲストハウスで、こういうことしたかったんだよな〜」というのが沢山叶えられました。ありがたい。いつか必ず再訪したいです。

 

瀬戸内海沿岸地域を中心にウロウロした旅。宿だけでも、いろんなことが思い出されます。

今の状況は、こういった宿には厳しいと言うどころではないと思います。安い旅行を実現させてくれ、良い経験・出会いをくれた素敵な宿たちが、どうにか続いていってくれることを切に願います。