シェアサイクル「ダイチャリ」を使ってみた。たまに短時間乗るのにちょうどいい。
いつの間にか、近所のコンビニの前にシェアサイクルの自転車が何台か置かれていました。隣の看板をみると、「ダイチャリ」なるサービスなよう。
「なんだこれは」「こんな場所で、需要あるのかな」と思っていましたが、先日隣町に出かけた時に存在を思い出し、使ってみました。どんなサービスなのか、使い方や感想をご紹介します。
仕組み・概要
「HELLO CYCLING」のネットワークを使う「ダイチャリ」
「ダイチャリ」は、東京・神奈川・埼玉を中心に展開しているシェアサイクルサービス。
で、ややこしいのですが、「ダイチャリ」は、「HELLO CYCLING」というシェアサイクリング事業のプラットフォームを使っています。こちらは全国的にネットワークがあるようで、事業を行うのに必要な自転車の装置やアプリを提供しています。
なので「ダイチャリ」を使うには「HELLO CYCLING」のアプリを使うことになります。
…と、多分こういう理解で合ってると思います。(この辺、公式にもうちょっと説明しておいてほしい…。)
15分70円で、電動アシスト付き自転車を借りられる。
ダイチャリが提供しているのは、電動アシストつきの自転車。カゴ付きです。
左ハンドル部分に、アシストやライトの操作パネルがあります。
これを、15分70円or12時間1000円で借りることができます。月会費や登録料のようなものはなく、使った時間に応じた金額だけが後で請求されます。この点はシンプルでわかりやすいです。
設置場所(ステーション)はコンビニ等のお店の前が多く、私の近所では
の前に設置されていることが多いみたいです。
アプリの使い方
会員登録しておく
サービスを使うには、スマホに「HELLO CYCLING」のアプリを入れて登録しておく必要があります。YahooやGoogleなどのアカウントを使って登録もできます。
決済方法も登録するのですが、主に使える手段としては
- Yahoo!ウォレット
- クレジットカード
- キャリア決済
- PayPay残高
があります。地域によってはプリペイドカードなどもあるみたいです。
自転車を予約する
まずアプリ上で予約が必要ですが、予約から30分以内に取りに行かなければいけないので注意。これより前もった予約はできません。
ただ、台数に余裕がありそうなら、設置場所に行ってその場で予約手続きをしてすぐ借りるというのもありです。そのほうが、自転車本体を確認できるというメリットがあります。それでも、ICカードを登録していないなら暗証番号が必要なので、予約手続きは必要です。
予約方法ですが、使用可能な自転車があるポートが地図上に表示されるので、まず場所を選択。
すると、個々の自転車が表示されます。バッテリー状況などを確認し、使いたい自転車を選択。予約すると、地図の画面の下部にこんな表示がされます。↓
確認のメールも来ます↓。
取りに行く→利用手続き
サドル下にある車両番号で、自分が予約したものかどうか確認した後、ハンドル中央部分についているパネルの電源を入れます。
表示に従って、アプリやメールにある4桁の暗証番号を入力すると、解錠されます。(ちなみにこの番号は、同じ車両であっても毎回変わります。)
返却場所予約
駐輪場所に空きがあれば予約なしでも返却できますが、設置してある車止めの数までしか駐輪できない(いっぱいのポートに止めようとしても、パネル上ではじかれる)ので、返却場所の予約をするのがおすすめ。地域にもよりますが、ポートの数も、1ヶ所に駐輪できる台数も少なめの場所が多いからです。
できれば、
- 利用開始前に、目的地のポートの「駐輪可能」の数に空きがあるか確認(アプリで最初に現れる画面で見れるのは、自転車が「利用可能」な場所なので注意。駐輪場所は埋まっていることも多いです)
- 30分以内に着くか微妙でも、とりあえず返却予約
のどちらもしておくことをおすすめします。
私は一度確認不足で、目的地に着いたと思ったら駐輪場所が埋まっていて、途方に暮れかけたことがあります…。近場にポートがなかったり、空いているポートに行くまで時間がかかって利用料金が増えてしまったりもするので、ぜひ確認を。
返却予約は、自転車利用中にアプリでできます。画面の「返却予約」から、地図上で駐輪できるポート(Pマークが出ます)を選びます。こちらも予約から30分以内で返却する必要があります。
確認メールはこんな感じ。↓
返却
返す場所に着いたら、専用の場所に駐輪し、施錠します。
パネルの電源を入れて、RETURNのボタンを押し、手続きをします。
完了すると、メールも届きます。
↑13分で返すことができ、70円で済みました。請求は逐一、登録したクレカなどに行きます。
感想
久々に自転車に乗れた。楽しい&便利!
私の住んでいる地域は坂が多く、バスや電車などの交通機関も使いやすいので、自転車を使う人はそこまで多くありません。私自身、自分の自転車は小学生の時に持っていただけだし、それも日常的に使ってはいませんでした。高校生の頃はチャリ通に憧れましたが禁止でしたね…。
そんな状況なので、旅行先でレンタサイクル等を使うことはたまにあっても、地元で自転車に乗ったのなんていつぶり?というくらいでした。こんな私でも、アクセスしやすかったし取り扱いもしやすかったです。幹線道路沿いの広い歩道を、人が少ない時間に走ったので、何事もなく完走できました。単純に、「自転車楽しい!便利!」と思いました。(笑)
こうして「たまに使う」分には、置き場所も管理も困らないし良いサービスだと思いました。
バスで移動するような距離感に良い
私の地域のバスは、ほとんどが一律料金で運賃は220円。なので、ダイチャリを借りて移動して、45分以内(=210円)で返せればバスよりお得になる計算。電動アシストつきなので、坂も問題ないはず。
ただ、どこかに出かける往復を1台(1回)借りただけで済ませようとすると、借りる時間が長くなってしまうし、12時間レンタルでも1000円かかってしまいます。「自転車持ってないけど、久々に自転車に乗りたい!」みたいな時はそれでもいいかもしれませんが、移動手段としては高くついてしまいます。
手間がかかったり、借りられるかどうかが不確かにはなったりしてしまいますが、借りる場所・返却場所とその空き状況を確認した上で逐一利用した方が安上がりではあります。
もうちょっと設置場所&駐輪台数が多いと便利。
今回利用したのは、外出先からの帰路の半分くらいの道のり。帰路の道中でダイチャリがある場所が2ヶ所しかなかったので、半分は自転車、半分は徒歩で移動しました。
お店の立地(=そこの地形や需要)は様々なので難しいとは思いますが、例えば、「大抵のファミマにはある」くらいの感覚でいられると、利用する側としては安心できます。
また、前述したように、1ヶ所に駐輪できる数も少ないことも気になります。コンビニ前などちょっとした場所から利用できるのは良いのですが、駐輪台数が「3台」とかだとさすがに頼りない。
そういう場所をスタートにしようとすると「自転車がない!」となったり、逆にゴールにしようとすると「埋まってる!」となったりしたことが、これまで何度もありました。予約も30分前からしかできないし、計画的に行動したい時には向いていません。
10台分くらいあると、そこから乗るにも返すにも安心できるのですが。
初めて使ってみてから数日の間、ちょくちょくアプリをチェックしてみていますが、最寄りのポートの自転車の台数も変わっているし、私が返した自転車も無くなっているので、意外と結構使われているようです。その割には、乗り降りしている人とかみたことないけど…。
私は今後もたまに使ってみようと思うし、お値段も使い方も手軽なので、おすすめできます。近くにある方はぜひ。
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