ふーみんLABO(仮)

26歳女が「納得できる自己紹介」を目指して執筆中。エコ・節約・映画など、私の頭の中を可視化するため、とりあえず色々書いてみようという実験です。

真に「正直」であることが、面白さ・共感・理解につながる時代。〜「ヨブンのこと」を聞いて思ったこと③

愛聴しているラジオ番組「ヨブンのこと」5/31の回が色々真面目に考えさせられすぎて、アウトプットが捗っております。

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この2記事で終わろうかとも思ったのですが、もう一つだけ、話題にされていたことで「なるほどな〜」と思ったことがあったので、残しておきたいと思います。

 

「思ってもないこと言った」違和感を大切にすること。

小説家である朝井リョウさんが紹介していた話の一つで、King Gnuの井口さんが「オールナイトニッポン0」のパーソナリティーを1年間やって辞めるときに話していたという言葉が、又聞きではありますが印象的でした。

朝井さんの紹介によると、井口さんがANN0を辞める理由は「人を笑わせるために思ってもないことを言ってることが怖くなった。今後ももっと言ってしまうんじゃないか」ということだったそう。

これを聞いて、「だからか〜」とちょっと繋がったことがありました。それは、最近時々朝井さんが、高橋みなみさんに向けて「今思ってもないこと言った!」とツッコミを入れていたこと。

「いや、会話ってそういうこともあるでしょw」「そんなことまで感じ取ってるのか」と半ば驚きつつ面白く聞いていましたが、朝井さんのこういう言葉は、井口さんの言葉を聞いた影響でもあったのかな〜と想像します(知らんけど)。

 

前回の記事で書いたように、「本心と話す言葉が一致しないことは、自分も他の人もあるんだな」と最近腑に落ちてきています。でもその一方で、「そういうのはしょうがないものと流すようになってきてたけど、自分で話す時は気をつけたいな」と、上記の話を聞いて改めて思ったのです。

「自分の本心・伝えたいこと(に出来るだけ近いこと)を伝えられているかどうか」を意識することって、難しい。それこそ、相手あってのものだから、受け取る相手にもよるし、スピードも自分の思い通りにはいかないだろうし。常に自分の発言を省みていたら、まともなスピードでは話せなくなるかも。

だけど私は出来るだけ、上っ面な言葉は扱いたくないな、とやっぱり思う。違和感を大切にすることは大変だけど、ヘラヘラな言葉ばかりにならないように、気をつけたいなと思うのです。

 

正直さが生むポジティブな効果を、信じたい。

上記の話のあと朝井さんは「これを辞める理由としてちゃんと言った人ってこれまでいなそう。正直に言った方が、わかってくれる人が多いのではないか」というように話していて、確かにそうだなと思いました。

今、発達障害精神疾患LGBTなどなど、これまで話題としては避けられたり大っぴらにはされてこなかったことが表に出てくるようになってきています。自分は当事者だという人も多いし、それを開示する人も少しずつ増えてきている。

私も生きづらさがあるし、そうでなくても、得意なこと・不得意なこと、好きなこと・苦手なことなどはあけっぴろげに開示した方が、理解してくれる人もそれなりにいたり、情報をくれたり、いい意味で面白がってくれたり、手助けしてくれることがあるんだろうなあと思います。

「どう思われるかわからなくて怖い」「受け止めてくれるか不安」という思いもあるけれど、閉じたままだと、自分も周囲にとっても、機会損失が起きやすいんだろうなと。

こんなことを考えている今だからこそ、この「正直さ」という話は、すごく共感するところが多かったし、今の時代の価値観に合致している言葉だなと思えて印象に残りました。

 

私の中で、「真に正直であること」が大切だな、と改めて思わされた話でした。