インド映画の邦題に「きっと」が付きすぎる件。
先日、インド映画「きっと、またあえる」を見てきました。名門大学の寮で繰り広げられる戦いや、個性豊かな仲間との協力を描く、青春物語です。
歌が何ヶ所かで入ったりもして、2時間半という長い作品というのも、「ザ・インド映画」な感じでした。
そして物語の設定などいろんな点で頭をよぎった作品が、「きっと、うまくいく」。
たくさんの出来事が巻き起こるドタバタ感や笑い、感動も満載の名作。インド映画としてはかなり有名だし、私の好きな映画ベスト3には入ります。何度でも見返したい作品です。
上記2つの作品の共通点としては
- 過熱する受験競争が背景
- 大学の寮の仲間たちとの青春譚
- 大学時代の旧友が再会する
- 紅一点の美女学生との恋模様
といった具合です。
また、「ダンガル きっと、つよくなる」も好きです。レスリング選手だった父の熱血指導のもと、最初は嫌々レスリングを始めた姉妹の、親子関係や成長を描いた物語。
田舎で特に根強い女性蔑視と戦おうとする様を描いているのが好感を持てました。また、田舎で過ごした少女時代と、ナショナルチームで戦う時代をどちらもしっかり描いていて見応えがありました。
と、ここまで書くと察しがつきそうですが、上記3作品の邦題には全て、「きっと」が入っているのです。正直、ややこしい。訳者の癖でもあるんでしょうか…?
一応、原題を確認すると、
- きっと、またあえる:CHHICHHOLE(軽薄・生意気な奴、みたいな意味らしい)
- きっと、うまくいく:3 Idiots(三人のバカ、といったところ?)
- ダンガル きっと、つよくなる:Dangal
です。①はそのままだと「なんぞや?」となるので、かなり意味を変えた邦題が求められるのはわかるけれども、でも他になかったのか…。
逆に、2009年の「きっと、うまくいく(3 Idiots)」は大ヒット作で、2016年の「ダンガル」も大ヒット作で副題で寄せてみて、さらに今回もそれに重ねているのかもしれません。
しかし私としては、ちょっと個性がなくて辟易としてしまいます。1と2なんて、邦題も物語の要素もかぶりすぎでは?っていう(笑)
なんかよくわからないな〜、と思ったので書いてみました。ちゃんちゃん。
おまけ:「きっと」と言えば…
インド映画以外にも、「きっと」が邦題につく映画はあります。たくさんありそうですが、「きっと」と言えば、「きっと、星のせいじゃない。」ですかね〜。