人間は大地の上の生き物だから、大地の上にあるもので暮らしたい。【料理録】
昨日ちょっとぶりに夕飯を作った。カレーうどんと、手作りシーザードレッシングでレタスとかいわれのサラダ。
カレーうどんのレシピはこちらを参考に作った。▼
自分流で変えたり、こだわってみたのは以下の数点。
- カレー粉でなく、カレールーを使った
- 汁はかなりとろとろ(片栗粉と米粉でとろみ付け)
- 出汁を取った雑節もほとんど具として入れてみた(栄養分アップするかと思うし、何より捨てるのがもったいない)
- 隠し味は、チャイの粉末と牛乳
- カレーの汁はすぐ食べるのでなく、のんびり作って15〜30分くらい置いてみた(煮る系の料理はちょっと置いたほうがおいしい気がする。でも数十分でそんな変わるのかは不明。)
出汁のおかげかコクもあって、普通のカレーもかなりどろどろな我が家的には、汁のとろみ具合も良かったのではないかと思う。カレーは色々工夫しがいがある。
シーザードレッシングはこちらを参考に。
今までドレッシングは既製品を使ってきたけど、「作れるものは作りたい」という気持ちを体現するのに、かなり手身近にできるのはドレッシングを作ってみることだと思っていた。少量作って試すことができるし、自分で作ることで色んな発見ができる。今回は、マヨネーズににんにくを入れた瞬間、私の思うシーザーサラダのにおいがして、「これだったのか…!」と思った。今まで食べてきたものが何でできていたかわかって感動したような感じ。
人間は、大地の上でこそ生きられる。
ここ数年で、コンビニやスーパーで売られているパンやおにぎりはあまり好まなくなった。「工場で作りました感」が気持ち悪いと思い始めたから。実際、保存料や味を整える化学調味料も、そういうところで売っている食べ物には多く含まれていると思うから、それが嫌だということにもなるだろう。だから、パンならパン屋のもののほうがいいし、少しでも作れるものは作りたいと思うようになった。
人間は、大地の上に生きる。人間は、自然とつながって生きている。だから、大地の上でできたものを食べたり使ったりしたい。そんなことを、もう終わって数ヶ月経った船旅でそれまでより強く思った。旅の終盤、大海原の上の船で海を見ながら「本来海の上では人間は生きていけないんだなあ」とふと思って、なんだか怖くなった。
あと、船の上で食べるものは、2週間近くどこにも寄港せず航行し続けているときも変わらず3食多彩なメニューがあるし、やたら新鮮な生野菜も出てくる。そこには不自然さを感じて、どこで出来たものがどこに積まれてどう使われているんだろう、ともやもやした。(船で野菜を育ててるんじゃないか、鶏飼ってるんじゃないか、みたいな話は冗談だけど船内でよく聞く。)
食べ物だけでなく、身の回りのモノたちも、できるだけ自然であってほしい。壊れても自分で直せたり、リサイクルしやすかったりするものが良い。プラスチック製品は今たくさんあるけど、石油って大地のずっと下に溜まっているものだし、過剰に使われている節もあるし、なんだか不自然なものだなと思いつつある。できるだけ、大地の上でできたもので代用できたらいいなと思う。