ふーみんLABO(仮)

26歳女が「納得できる自己紹介」を目指して執筆中。エコ・節約・映画など、私の頭の中を可視化するため、とりあえず色々書いてみようという実験です。

椿油と蜜蝋でリップクリームを手作りしてみた。材料・作り方・感想など。

以前から、使い終わったリップクリームのケースを捨てるのがもったいないと思っていました。特にプラスチックのスティック状のもの。なので家では、金属ケースのものを使うようになりました。

mizukifukui.hatenablog.com

↑このワセリンのリップクリームを買った時は「せめてプラ以外のケースのものを買うようにしよう」としか思っていませんでしたが、「もしかしたら自分で作れるのではないか?」とも気づき、前から気になっていました。

そして先日、ようやくワセリンがなくなりそうになったので、材料を集めて作ってみました。初めてだったし、まだ万全な方法には至っていませんが、参考までに材料や作り方を紹介します。

ちなみに参考にした記事は以下の通り。

310tkd.com

 

材料

必要なものは、

  • 蜜蝋
  • 植物油
  • 容器
  • 竹串
  • 小さい鍋など(湯煎用)

まず材料は2つ。1つ目は蜜蝋です。蜜蜂の巣から採れるそう。花粉などの成分を取った「精製」と、そういうものを取っていない「未精製」のものがあり、色も違います。

ネットではもちろん色々売っているし、多分ハンドメイドの材料などを売っている店で買えると思います。私は店頭では見つけられなかったので、メルカリで7gの未精製の塊を購入。

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2つ目は椿油。というのも以前椿油を買って髪に使っていたのですが、最近は使わなくなり余っていたので、活用してみました。ボディーオイルなどとして使える植物油ならなんでも良さそうです。

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で、肝心の量ですが、材料(どんな油・蜜蝋を使うか)や気温によってかなり変わりそうです。私は一度「油2(ml):蜜蝋1(g)」の比率でやってみたらかなり固くなってしまいました。

後でまた1度溶かして「油3:蜜蝋1」くらいにしましたが、まだ固めだな〜と思いながら、指や息で温めながら使っています。おそらく5:1くらいがちょうど良さそうですが、まだ試せていません。ご参考までに。

また、容器は、試供品のクリームが入っていたガラスのケースを使いました。クリーム10g分の容器で、おそらく10ml弱。湯煎にかけたらそのまま固められるので、ガラス容器はおすすめです。

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作り方

作り方は至って簡単です。まず、蜜蝋が塊ならば切って、計っておきます。

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油と蜜蝋を容器に入れます。容器には、入れたい油の量の分、先に小さじなどで水を入れて目盛りを書いておきました。

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小さい鍋に容器が浸かる程度の水を入れて、容器を湯煎にかけます。

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徐々に蜜蝋が溶けてくるので、完全に溶けて混ざるまで湯煎にかけて竹串で混ぜます。完全に溶けるとこんな感じ↓になります。

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取り出して冷まします。季節にもよりそうですが、冬の今は1〜2時間も置いておけば固まっていました。

固まると少しかさが減るようで、ちょっと真ん中が凹んでいます。未精製の蜜蝋を使ったのもあって、なんとも可愛い黄色になりました。

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作る工程自体は10分もあればできました。

 

感想

蜜蝋も椿油も、それぞれ単独だとちょっと独特な匂いがあります。しかし今回2つを合わせて作ったリップクリームは、特に強い匂いは感じません。うっすら両者の匂いがするくらいで、ニュートラルな感じ。

また、質感も普通のリップクリームとそれほど遜色ないです。潤いの持ちもほぼ同じくらい。

色も特に、唇の色が黄色っぽく見えるなどの変化はない気がします。(今は固いので塗れる量が少ないのと、私がそういう色の変化などに疎いというのもありますが…)

 

メリット

今回初めてリップクリームを手作りしてみて感じたメリットを、いくつか挙げてみます。

 

ガラス容器で作れば、あとからでも固さ調整できる

先ほども書いたように、1度目は蜜蝋の割合が多すぎたようだったので、1度また湯煎にかけて溶かし、容器の容量ぎりぎりまで椿油を足して固めてみました。こういうことができるのは、そのまま湯煎にかけられるガラス容器でそのまま作ったから。初心者にはいいなあと思いました。

 

好みの材料を使える

アロマなどで好みの匂いを足すこともできるし、油も好きなものでできます。好きなものを作っても良いし、私の場合のように余っているものを活用しても良いし、色々便利だと思いました。

 

天然のシンプルな材料でできる

油も蜜蝋も、自然にあるもの。しかも自分で作っているから、中身は丸わかりで安心できます。

 

使い終わった容器を捨てなくていい

リップクリームの商品は、プラスチック容器に入っていることがほとんど。それを「捨てる罪悪感」から解放され、納得感があります。

 

今後は、まず自分なりに良い材料比を割り出したいです。そして、使い終わったリップクリームのスティック容器でもやってみたいと思います。

あと、蜜蝋の比率をもっと下げれば、ボディークリームなどにもなるようです。

簡単にできるので、興味のある方はぜひ作ってみてください。