ふーみんLABO(仮)

26歳女が「納得できる自己紹介」を目指して執筆中。エコ・節約・映画など、私の頭の中を可視化するため、とりあえず色々書いてみようという実験です。

何度でも使える生理用品!2年半愛用している月経カップの、買い方からメリット・デメリットまで。

少しずつ存在が知られてきている「月経カップ」。2017年の春から使い始めて2年半経ち、今でも愛用しています。メリットもデメリットもありますが、生理用品の選択肢の一つとして、より多くの人にぜひ試してみてほしいです。

そもそも月経カップとは何なのか、そして使って感じているメリット・デメリットを考えてみたいと思います。

 

月経カップとは:経血を受け止めるシリコン製カップ

生理の時に、タンポンのように、膣内に入れて使うシリコン製のカップです。しかしタンポンと違うのは、

  • タンポン:血を吸う→使い終わったら出して捨てる
  • 月経カップ:経血を受け止めて溜める→カップを出して流す

と仕組みが全く違い、月経カップは何度でも使うことができます

小さいベルのような形をしており、丸い部分の直径は4cmくらい。これを折って膣内に入れ、中で広げることで、膣の出口に蓋をする形になります。

実際に手にすると「こんな大きいのが入るのかな」と思ってしまいますが、全開になってしまっては経血をキャッチできないわけだし、折れば意外と入るので大丈夫です。

そして、出す時につまむために、出っ張りなどがあります。

月経カップで使われているシリコンは医療的にも使われているそうなので、体内に入れても大丈夫です。これまで使ってきてシリコンで不調をきたしたこともありません。

 

買い方:メルカリが安くておすすめ。

日本国内では、まだオープンに製造や販売がされていません。手に入れるなら通販になると思います。有名なものは輸入品のせいか数千円で、例えばこちらの「エヴァカップ」は約5000円。

ずっと使えるし、ちゃんとしたブランドだとわかるので数千円の価値もあるかもしれませんが、体に合うかわからないものに数千円使うのって不安ですよね。

そこでおすすめなのが、メルカリ。おそらく個人で輸入販売されているんだと思います。もちろん新品を売っていますのでご安心を。私は500円で買いましたが、全く問題なく使えています。

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買った月経カップの画面はこんな感じでした。

 

選び方

経血の色や量が見やすいので、カップの色は白or透明のもの、なければなるべく色が薄いものが良いと思います。

ただ、長く使っていると血の着色が気になるかもしれません。それが嫌な方は濃い色(青や紫)でも良いかもしれません。

サイズ

買う時の説明書きに、

  • Sサイズ:25歳未満または出産経験のない方
  • Lサイズ:25歳以上または出産経験のある方

と書いてあったので、私はどちらの条件も当てはまるSサイズにしました。結果、問題なく使えています。

つまみの形

また、先のつまみの形も様々あります。丸い輪っかになっているものや、棒状のつまみになっているものなど。私は、輪っかだと存在感が気になりそうと思い、棒状の方にしました。また、私が使っているものはギザギザがあって取りやすいです。

ちなみに、棒状の部分は柔らかいので、長過ぎればハサミで切ることもできます。私は、つまみの先端の角が気になったので数ミリずつ切りました。

 

私が使っている「Viva Cup」とは

私が使っているのは「Viva Cup」の白・Sサイズです。(メルカリ上ではブランドわからないし、ノーブランドということで届きましたが…)

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使い始める前に撮ったカップ

月経カップのブランドでDiva Cupというのが有名ですが、別物です。

Viva Cupを作っているのは、環境に配慮した製品を作っているアイルランドの会社「The Natural Company」。公式サイトでは2個セットで12ユーロ(約1430円)で売っていました。(ということは、公式よりも安く手に入ったのか…?笑)

一緒に入っていた説明書には、「FDA APPROVED」というマークが入っています。FDAは、日本の厚生労働省に当たる「アメリカ食品医薬品局」のことだそうで、アメリカで安全性が認証されているようです。
参考:FDA アメリカ医療機器認証とは。FDAを取得する。

このカップは、中に7ml・15mlの目盛りもついているので、量がわかりやすくて良いです。他の生理用品だと経血量が正確にはわかりませんが、「このくらい出てるんだ」という発見になりました。

 

使い方

説明書に書いてあった使い方

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まず公式のやり方を知るために、カップの説明書の英文を訳してみます。

<入れ方>

  1. 水と石鹸で、手とViva Cupを洗う
  2. U字型に折り曲げる
  3. Viva Cupを優しく膣に挿入する
  4. 完全に開き、安全に膣内に入っているようにカップを回す

注意:カップの底が外陰部の高さになるようにする

<出し方>

  1. しゃがむ
  2. 空気を入れてカップを引き出すために、カップを持って、少し押す
  3. カップの底を持ち、こぼれないように外に出す
  4. 中身を出して、手とカップを洗う
  5. ポーチに入れる前に、Viva Cupをお湯に浸け、乾かす

次に、私のやり方を紹介します。

入れ方

入れる時の折り方はいくつかあります。私の場合、片方をぐっと中に入れ込んで先を細くし、そこからカップが開かないように押さえながら入れます。もう一つのメジャーな折り方である、そのまま折って折口がU字になる状態だと結構太いので、最初は敷居が高いかなと思います。

最初はトイレでやるよりも、お風呂などでしゃがんでやるとやりやすいです。あられもない姿ですけど(笑)

つまみ部分まで中に入るくらい、奥までぐっと入れます。感覚は人によると思うしコツを掴むしかありませんが…。でも、入っていて痛みや違和感があるようならちゃんとはまっていない証拠だと思います。そんな時はうまくずらしたりして調節します。数回スクワットしたり、ちょっと歩くとうまく良い位置にハマる気がしています。

布ナプキンと併用

月経カップだけでどれだけ経血キャッチできるの?」と最初疑問で、布ナプキンと併用して使い始めました。

実際、2年以上使っていても、うまくはまる時もダダ漏れになる時もあります。そして経血が多いと、ちゃんとはまっていても容量オーバーで漏れ出します。月経カップだけでうまくいっている人もいるのかもしれませんが、私の場合はナプキンと併用は必須です

カップを入れておける時間

経血が多い時だと、2時間ほどでいっぱいになってしまいます。

また、経血が減ってくると、私は丸1日入れっぱなしにすることもあります。公式には12時間までだし、長時間入れていると奥に入りすぎて出すのに苦労することもあります。使い始めの頃、トイレで5分くらい格闘したこともあり焦りました(笑)おすすめはしませんが、これでも使えています。
 

出し方

入れているうちにカップは結構奥まで入っていると思いますが、指をぐっと入れてつまみを引っ張って出します。そして中に溜まった経血を流します。

私は生理が終わるまでは、カップは洗わず使っています。適度に血のぬめりがあった方が入れやすいんですよね〜。

血がついた状態でまた入れる際は、カップを1度折ったら開かないように気をつけてください。手が滑ってパカっと開くと、ついた血が飛び散ります…(笑)
 

洗い方

ほぼ経血が出なくなったら、カップを出して、手に石鹸をつけて洗います。流すのはできればお湯の方が落ちます。

綺麗になったら、できれば日光に当たるよう物干しで干しています。タオルで拭くと毛や菌がついたりしそうだなと思うので、濡れた状態でそのまま干しています。

室内で干すと匂いが気になると思うので、できれば外で干しましょう。

熱湯や重曹など、他にちゃんとした消毒方法もありますが、私はこれだけで問題なく使えています。

保管方法

保管はシンプルに、買った時に入っていた袋(ビニール)に入れています。

 

使い方としてはこんな感じ。次に、私が使っていて感じるメリットとデメリットを挙げてみます。

メリット

入っている感覚なく過ごせる

シリコンのカップは、入っている感覚がなく過ごせます。なので普段の生活はもちろん、スポーツする際にも良いかも。

それなのに、それなりの量の経血をキャッチしてくれているのが良いです。

何度でも使える

月経カップの一番の特徴でもありメリットなのが、何度でも使えること。私は2年半1つのカップを使っており、全く問題ありません。表面の色が透明だったのが、少し血の赤茶色がついてきてしまったくらい。血の匂いも、鼻を直接つければ少しするくらいで、気になることはありません。

500円でこんなに長く使えているなら、使い捨てナプキンと比べてもお得です。

 

使うナプキンの枚数も、漏れも減らせる

うまく入らずダダ漏れした時以外は、それなりの量の経血をカップが受け止めてくれます。なのでナプキンを併用するにしても時間稼ぎになる=漏れが減らせるし、ナプキンの交換頻度も、使うナプキンの枚数も減ります。

使い捨てナプキンって、捨てるのが面倒ですよね。トイレの箱などに数日溜めてしまうと臭うし。そんな憂鬱も減らせます。

ナプキンのストックも減らせるし、生理用品にかける支出も少し浮かすことができる。この点では良いことずくめです。

 

デメリット

手が血まみれになる

月経カップを使う時の大いなるデメリットは、手の汚れ。経血が多いときにカップを出し入れすると、血まみれになります。

出先のトイレでカップの出し入れをした際には、出来るだけトイレットペーパーで拭き取って、洗面台でよく洗います。拭き取るだけだと爪の間とかが赤いまま…誰かに見られないかドキドキしてしまいます。

 

爪に注意

爪が伸びていたり、ネイル(特に飾りがついている場合)をしていたりすると、月経カップを使うのは厳しいと思います。私は普段から爪は短めが好きだし、ネイルもしないので平気ですが、綺麗にしている爪が血まみれになったらきっと嫌ですよね…不潔さや傷にも繋がると思うので、おすすめしません。

洗うのが面倒かも?

使い捨てのナプキンやタンポンに慣れている方だと、カップを洗うのが面倒に感じるかもしれません。

でも、同じく繰り返し使える布ナプキンと比べると、洗わなければいけない頻度も全く違うし、一瞬で洗い終えられます。

コツがいる

2年半使っていても、今だに確実にうまくはできません。成功と失敗は、半々くらい。ナプキンと併用は必須。私はだいたい布ナプキンと併用しています。「うまく入ってるかな」「なんか血が出てきてる気がする」といつも気兼ねをしなければいけない点は、とても面倒です。

 

まとめ:これからも使い続けたい!

以上のことを踏まえて、私はこれからも使い続けたいと思っています。日頃から使い捨てのものを生活から減らしたいと思っているし、使い心地も良いからです。もっとうまくはまる時が増えたら良いんだけどな〜。

みなさんも、自分の生活に合わせて是非試してみてください。


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