いわば“泊まれるスーパー銭湯”!快適さ歴代No.1。SHIZUKU品川大井町をレポート。
今年春から時たま、「気になる都内の宿を開拓する」ということを自分でやってみています。格安のゲストハウスやカプセルホテルをメインに探して、2ヶ月に1回くらい用事にかこつけて泊まっています。
それ以前も、旅行で各地のゲストハウスなどに泊まってきましたが、快適さで今までで一番ではないかと思える施設に出会えました。
それがこちら、大井町駅からすぐの「Smart Stay SHIZUKU 品川大井町」です。
概要
2021年7月に開業したカプセルホテル。JR京浜東北線・りんかい線・東急大井町線が乗り入れる大井町駅から徒歩数分、飲み屋街の一角にあります。
カプセルホテルというと男性のみの施設も多いですが、こちらは男女別にカプセルのフロアや大浴場があるので、男女どちらも泊まれます。ラウンジなどは共用です。
浴場やサウナ利用だけの、短時間の滞在も可能です。詳しくはこちらで↓。
▶︎ご利用料金・営業時間 | Smart Stay SHIZUKU 品川大井町
開業したてということもあり、宿泊は格安でできます。現在(2021年11月)で一番安いプランだと、2021円のものが限定数であり、次に2980円のプランがあります。
公式サイトが最安値と謳われていて、確かに他予約サイトだと若干割高でした。でも私がざっと確認したところでは例外的に、じゃらんnet が公式サイトと同じ額だったので、私はじゃらんでポイントも使って予約しました。
公式の予約ページはこちら↓
館内着、アメニティ類
館内着は2階に、男女共用サイズでS~Lまで置いてあります。ズボンが7分丈、上が5分丈。上にポッケがあってスマホも入れられます。
カプセルにバスタオル・フェイスタオルがおいてあり、化粧室や浴場にはメイク落としや化粧水・乳液などもおいてありました。おかげで、最低限の着替えなどだけ持って泊まりに行くことができました。
ちなみに、館内ではリストバンド型の鍵で会計やドアの開閉ができます。
ではここからは、各フロアの紹介を。
ラウンジ
1階の入口で靴を脱いで靴箱に入れ、その鍵を持って2階に上がると、受付・ラウンジがあります。
ラウンジは2つのエリアに分かれていて、1つは食事などが可能なテーブルと椅子のエリア。全館Wi-fiがあり、コンセントのある席もあるのでPC作業もできます。
飲食物は持ち込みもOKだし、フロントで注文できる飲食物もあります。私は安さもあり気になったボロネーゼ(590円)を注文。
「結構安いけど、味はどうなんだろう…」と思っていましたが、普通でした。可もなく不可もなくといった具合。量は十分。夕食としてちょうど良かったです。
もう一つのエリアは、ソファでくつろげるエリア。漫画がずらっと並んだ本棚とテレビがあり、読んでみたかった漫画を読むことができました。
大浴場
3階には大浴場が男女別で並んでいます。その前には、コーヒー牛乳なども売っている自販機が。私の思う「スーパー銭湯感」を感じました。
脱衣所のロッカーはそれぞれ鍵付きで、宿泊者用のロッカーもあります。お風呂だけ入りに来る人が多い時でも、比較的安心かも。
浴場自体はそこまで大きくなく、カランは8ヶ所くらいで、普通の湯と水風呂のみ。サウナは6人入れるサイズなので、こちらもコンパクト。
ちなみに湯の温度は42度、水風呂は15度くらいだったと思います。熱めの湯と水風呂を行き来する「交互浴」が好きな私としては、湯の温度がもう数度欲しいところでしたが、サウナもあるのでそちらでそれなりに“整う”ことができました。
サウナ内でお尻の下に敷くマットや、体を洗うタオルなども浴場入口においてあって、サービスが行き届いていて好感が持てました。
カプセル
4〜6階が、宿泊者の寝床となるカプセルのフロアです。
シックな色合いの内装の中に、ずらっと並んでいます。
中はこんな感じ↓。
このカプセル、私がこれまで泊まってきたカプセルホテルや、ゲストハウスの相部屋のベッド・ドミトリーなどを含めて振り返っても一番快適ではないか?!というくらいで、大満足でした。
上の写真でいうと、左手前の壁ぞいが小さなロッカーになっていて、開けるとハンガーが2つかかっています。手荷物と着替えくらいならここに入ります。
これまでこういうところに泊まると、ベッドから離れた場所にロッカーがあって、結局面倒で足元に荷物をおいていることがほとんどでした。ここではロッカーに全て収納でき、足元がすっきりして大満足。しかも鍵付きなので安心。「わかってるな…!」と思いました。
また、テレビもあり、私はテレビは不要でしたがその台の部分に小物を出して色々置いておけてよかったです。メガネ、マスク、コンタクトレンズのケース、腕時計、ヘアゴムなどなど、細々としたものを置いておける場所が広くて助かりました。
そして照明も技ありで、入口部分(外)からも照明のオンオフができるのです。
これまで、枕元にしかスイッチがなく、カプセルと外を行き来するときに照明のオンオフは忘れたり諦めたりしていました。こういうスイッチは初めて見ましたが、「すごい!!わかってる!!」と一人で内心感嘆してしまいました。細かいけどとても便利です。
そして中の照明も2種類あり、真上についている普通の明るい方と、枕元から照らされる間接照明がありました。
間接照明は、豆電球のような感じで、寝る前や起きたばかりのときにはちょうどいい明るさ。真上の照明だけで明るさを調整しても、狭いカプセル内では光源が視界に入ってちょっと眩しいことがありますが、間接照明になっていることで眩しさがなく、これもとても細かいけどわかってるな!なるほど!と思いました。
カプセル自体の話からは少しそれますが、地味に大きかったのが、足音が気にならないこと。私は些細な音でも気になって目を覚ましてしまうことが、カプセルホテルやゲストハウスに泊まる時の悩みでした。
1階で靴を脱いでいて、多くの人が裸足や靴下で歩いている施設内(使い捨てスリッパもありますが)。客室部分は床もマットだから、足音がほぼ聞こえず、快眠できました。
そして化粧室も綺麗で、8人分のスペースがありました。メイク落とし・化粧水・乳液などもおいてあります。
まとめ:いわば、泊まれるスーパー銭湯。1泊じゃ物足りない…
ちょうど「銭湯行きたい」「漫画読みたい」と思っていたタイミングで泊まることができたので、全てを満喫しきるには1泊じゃ物足りないくらいでした。休日に丸一日滞在したいくらいだったし、泊まるなら2泊はしたかった…。
施設の綺麗さと、サウナ・漫画・睡眠・食事・気分が乗ればコーヒー牛乳も…とこの盛りだくさんぶりは、いわばスーパー銭湯ではないか?!と思い当たりました。お風呂のお湯の種類や広さは「スーパー銭湯」よりは劣るし、理容室やアカスリはないけど、それを上回る快適さがありました。
しかも、漫画やお風呂を楽しんでリラックスして、そのまま寝れる。泊まれる。最高です。
私が利用した2021円のプランはいつまで続くかわかりませんが、それでなくてもコスパがいいことは間違いありません。今後も機会をみて利用したい施設です。皆さんもぜひ。
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