ふーみんLABO(仮)

26歳女が「納得できる自己紹介」を目指して執筆中。エコ・節約・映画など、私の頭の中を可視化するため、とりあえず色々書いてみようという実験です。

手作り布ナプキンと月経カップで2年半過ごして考える、布ナプキンのメリット・デメリット。

先日紹介した「月経カップ」と同時に、2017年春から布ナプキンを使い始めました。それまでは使い捨てのナプキンを使っていたので、色々と大きな変化がありました。使い方や感想などを紹介したいと思います。

 

布ナプキンとは・使い方

その名の通り、布でできたナプキン。布に経血を吸いとってもらい、洗って何度も使うことができます。市販品も売っていますし、ガーゼやタオルなどから作ることもできます。市販品は例えばこんな感じ。↓

羽根つきナプキンの要領で、左右についている留め具で挟んで留めます。

普通のナプキンだと、生理用ショーツに貼って使うことが多いかと思いますが、布ナプキンは普通のショーツで大丈夫です。というか、貼る部分が厚く丈夫になっている生理用ショーツだと、布ナプキンは止めづらいです。

そして、使い捨てナプキンと同じく、十分に経血を吸ったらorつけ始めて時間が経って変えた方がよくなったら、取ります。

 

洗い方:お風呂の残り湯と石鹸でOK

使い終わったナプキンはできるだけ早く洗いましょう。

お風呂のお湯くらいの温度の湯で洗うと良いです。私はお風呂の残り湯を使っています。

重曹を入れた湯に浸けたりするとより良いと思いますが、私の洗い方は、

  1. 湯で2度ほど洗って大体の経血を落とす
  2. 石鹸をつけてゴシゴシ。残りの汚れを落とす
  3. 湯ですすぐ
  4. (できれば外で)干す

ということだけしていて、問題なく使えています。外で干して日光に当てることで殺菌もしているつもり。洗うのが面倒で続かないよりは、簡単な洗い方で続く方がいいかなとも思います。

 

必要な枚数は?:私は布ナプキン3枚&月経カップ

私は今のところ、3枚の布ナプキンを使い回しています。月経カップと併用していて、使い捨てのナプキンはほぼ使わず布ナプキンで過ごしていますが、3枚でぎりぎりです。笑

私の手作り布ナプキンは、タオル地を布2枚で挟んでいるような構造ですが、そのタオルや布の大きさがそれぞれ異なります。その内訳と使い方は以下の通り。

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布ナプキンのイメージ図。斜線はタオル地がある部分、斜線がないのは布のみの部分。

(下手ですみません。笑 左から1,2,3です)

  1. タオル全面・楕円型:吸収力があるので、生理の始めに重宝
  2. 縦にタオル・楕円型:1の補助
  3. 縦にタオル・羽根&留め具部分だけ出てる形:生理の終わりかけ 

こんな感じです。うまくいけば、布ナプキンは1日1枚で過ごすことができ、3枚あれば回せます。

→2020.4.16追記

丸3年使った布ナプキンを、一部新調しました。実物の写真があった方が分かりやすいと思うので追加しておきます。

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しかし、生理の始め&月経カップがうまく機能しなかったときは、使い終わったらすぐ洗って干していても、片方が乾かない間に1も2も使い終わってしまうことがあります。そんな時は使い捨てナプキンを使うことがあります。

夜も同じく月経カップ布ナプキンでやり過ごしていますが、時々漏れてしまいます。夜用の大きめの布ナプキンとかあった方がいいんですかね…そうでなくてもあと1枚、吸収力のあるものが欲しいところ。まだまだ模索中です。

では次に、以前使っていた使い捨てナプキンと比較しながら、私が感じている布ナプキンのメリット・デメリットをまとめます。

 

メリット

むれない!!

使い捨てのナプキンと大きく違うのが、使い心地。私は使い捨てのものだと毎回蒸れて痒くなるのですが、布ナプキンでは蒸れません。良くも悪くも密閉・密着している使い捨てナプキンは、それなりに安心感はありますが空気も閉じ込めてしまっています。

布でできたナプキンは普段の下着と感覚が似ているので、最初は変な感じがしますが、じきに慣れます。

何度でも使える=ゴミやストックの心配も減る

先日月経カップについて書いた時の繰り返しになりますが、何度も使える生理用品を使うことで、ゴミが減ります。数日でも放置すると臭いがきつくなってしまう使い捨てナプキン。それを使う頻度が減れば、「臭うな〜」「捨てなきゃ」という面倒や憂鬱からも解放されます。

そして、ナプキンのストックって死活問題で、生理が近いor始まったのにない、となると慌ててしまいますよね。そのストックの心配もなくなります。買うためのお金も浮きます。

私は今のところ、2年以上同じ布ナプキンを使っています。しかも手作りで、手元にあるものだけで作れたので、初期投資ゼロ。長年使ってカピカピになっていたタオルや、捨てようか迷っていたTシャツもリサイクルできてよかったです。

表面には落としきれない血の跡などはありますが、問題なく使えています。でも表面が少しボロついてきたので、そろそろ変えてもいいかもしれない…

お気に入りの布・デザインを使えばより気分良く過ごせる

布ナプキンにはいろんなデザイン・色のものがあります。特に肌に当たらない裏地の方ですね。メルカリなどでも、ハンドメイドのものを出品している方がたくさんいます。お気に入りの色やデザインのものを探してみたり、自分で好きな布で作ってみると、憂鬱になりがちな生理期間を少し気分良く過ごせます。

私の場合、中学の運動会の時のカラーで黄緑色(というか優しい若草色)のTシャツを持っていて、「色はすごく好きだけど今後絶対着ないな〜」と、どうしようか迷っていました。それをちょうど良く布ナプキンにリサイクルできたことで、そのまま捨てたりせずに済んだし、生理中も好きな色に癒されています。

 

デメリット

洗うのが面倒

布ナプキンを洗うのは、なかなか面倒です。ただでさえ生理中で体調も良くないのに。でもすぐ洗わないと、落ちづらくなるし、、

日々忙しくて時間がない人、洗濯が嫌いな人は続けられないと思います。でも、経血の質や量がわかって体調の把握にも繋がるし、こういうときだけでも自分の体や生活に向き合ってみるのも良いですよ。私は洗濯物の手洗いは割と好きだし、時間の余裕もあるので続けられています。

また、布ナプキンのみ使うとなると、使う枚数も洗う頻度も結構なものになってしまうかも。この点でも、月経カップとの併用がおすすめです

出先で布ナプキンを替えるのは厳しい

布ナプキンをしていて、外出先で「替えなきゃ!」となったらどうするんだろうと、私も今だに思っております。

私は、経血が多い時に長時間外出することがわかっているときは、家を出るときから使い捨てのナプキンにしてしまいます。微妙なときで布ナプキンで外出した時は、一応替えの使い捨てナプキンと布ナプキンを入れられる袋を持って出ますが、実際に外で替えたことはないです。

なので布ナプキンは、家にしばらくいる日から試してみることをおすすめします

旅先でも使えるかと思いきや、微妙。

布ナプキンを使い始めた時は、旅先に持って行って使えたらいいなという魂胆もあったのですが、あまりうまくいっていません。

他の人と共同の部屋・洗濯という環境だと、干す場所に困る。やはり、自分が使っている布ナプキンが干してあるのを見られてもいいと思えるのは家族くらいまでです。

そして、短期滞在だと、乾き切らないことがあります。洗ってあっても、湿った布ナプキンを袋などに入れると臭いが気になりそう。

それなりの期間滞在する場所で、他の人の目につかず洗濯物を干せる環境なら使えると思います。

 

ちょっとゴワつく

使い捨てのナプキンより布ナプキンの方が、ゴワゴワするというか、厚みが表に出やすいような気がしています。自分で作った布ナプキンを使っているので、もっとうまく作れれば違うのかもしれませんが。

生理中はゆるいズボンやスカートを履くようにしていますが、それでもズボンだとラインが出てしまっていそうで、いかにも「何かつけてる感」がちょっと見苦しそうで気になります。

湿っている感覚がある

経血を吸い取っても表面がサラサラになるようになっている使い捨てナプキンとは違って、多く経血が出た時は特に湿った感覚がしばらく残ります。ちょっと気持ち悪くて気になるかも。

 

おまけ:布ナプキンで生理痛は軽減して…ない

そういえば、「布ナプキンで生理痛が軽減する」と聞いたことがあります。布ナプキンが温めてくれるからとか。

私はその効果は実感していません。人によっては実感があるかもしれません。

 

まとめ:できるときだけでも、布ナプキンおすすめ。

今の生活ではほとんど布ナプキン月経カップで過ごせていて、満足しています。ゴミを出さないのは気持ち良いし、自分で作ったものを使える達成感・満足感もあります。

生活スタイルによって、合う方合わない方いると思います。でも使い捨てのナプキンやタンポンだけ使ってきた方には、できる時だけでも布ナプキンを試してみてほしいです。可能なら月経カップとの併用が楽でベターだと思います。

 

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