Amazon primeの真価を問うため、一旦解約。しばらく脱定額サービス&いろんなお試しで過ごします。
おそらく3年以上お世話になっていたAmazon prime。安くて便利で不満はありませんが、他のサービスと比べた上で入会したわけではありません。そこで、「私にとって必要なサービスなのか」「本当に他でなくAmazon primeが良いのか」考え直すため、今月の契約更新を前に一旦解約しました。今改めて、どんなサービスをどれくらい利用していたのか振り返ってみます。
そもそも登録した理由:学生プランがお得すぎたから
ではそもそも、なぜそこまで比較もせずに入会していたのかというと、「Amazon prime studentが破格すぎる」この一点に尽きると思います。当時は年間1980円(一月あたり165円)で、映画も音楽も利用できるとは、お得すぎます。6ヶ月無料お試しというのも長期間だしお得で、知ってすぐ「とりあえず登録しよう」と登録。そして忘れた頃に有料期間に入っていました。笑 きっとこれはAmazonの戦略通りだし、studentで登録して以降も数年利用していたのも、Amazonが目論み通りだったことでしょう。
そうやっていわば「乗せられて」登録していたサービスだからこそ、今一度見直してみたくなったのです。会費の1000円値上げも、少し考え直すきっかけにもなりました。
私のAmazon primeの使い方
Amazon primeは、他であれば違うサービスとして独立していそうなものが包括的に網羅されていて、多様なサービスを使えることが大きな利点です。そんなprimeを、私は映画50%・音楽40%・その他10%くらいの感覚で使っていました。以下からより詳しく、使う頻度や使い方を検証してみます。
Amazon prime video
映画やドラマなど映像コンテンツが見れるサービス。オリジナルの番組などもありますが内容に興味がなかったので、私はほとんどの場合映画を見るのに使っていました。
私が家で映画を見る時は、以下のどちらかの流れを経ています。
- 「映画見よう」→prime対象の作品から探す
- 「この作品が見たい」→primeで見れるか確認→見れなかったら、宅配レンタル・他サービスの無料体験など
この2つの流れのうち、この1年は「映画見よう」と思う回数が減り、「この作品が見たい」と思う回数が増えていました。そしてその見たい作品がprimeで見れることはそれほどなく、primeの恩恵に与れることが少なくなりました。
年によってはprime videoで週1本ほど映画を見ていたのですが、この1年間で見たのは、映画10本、ドラマ4シリーズ。primeで見れない映画はゲオの宅配レンタルを利用して、安いときでは送料等込みでも1作品約90円で見れました。それを考えると、最近の映画鑑賞頻度と会費は割にあってないな、と感じるようになりました。
「いろんな映画を見たい」「ドラマを一気に見たい」と思うときは今でもあるのですが、その気持ちが1年間ずっと続くことはありません。だったら1年間ずっと会費を払うのではなく、見たい気持ちが高まった時に月単位で利用すればいいかな、とも思っています。
Amazon prime music
「音源を買うほどではないけど、時々聴きたくなる音楽」を聴くのにちょうど良かったです。気になるアーティストの音楽を調べてみたり、久々に聴きたくなった音楽を探してみたり。特に使えたシチュエーションは以下のような感じ。
- ドキュメンタリー映画でレゲエの第一人者Bob Marleyの生涯を知り、アルバムを探す
- アラブの歌姫やヒップホップグループの曲を見つける
- 寝れない時にヒーリング系音楽を聴く
- 映画Bohemian RhapsodyでQueenにはまり、Queenのアルバムを聴く
- 映画で見たスチールパン(打楽器)の演奏から、スチールパンの曲を探す
- なんとなくクラシックが聴きたくなり、交響曲を聴く
- Billy Joel(特に名曲「PIANO MAN」)が久々に聴きたくなってアルバムを探す
- Official髭男dismにはまり、過去作を聴く
Amazon primeはいろんな国の音楽も見つけられるし、多種多様な音楽が見つけられるのが利点。私は普段邦楽アーティストもよく聞きますが、prime musicでは邦楽以外の利用が多かったです。
ただ、prime musicだと聞けるものは限られていて、unlimitedじゃないと聞けないものは諦めるしかなく。前primeで聞けたからマイミュージックに登録したのに、聞けなくなってる…ということも多々ありました。その点は、仕方ないと言えども不便ではありました。
また、最新のアルバムなどは聞けないことが多く、Youtubeに頼らず聴き倒したい!!というときはやはり楽曲を購入することに。prime musicでは物足りなさがありました。
Amazon prime reading(kindle)
雑誌や本を、手持ちの機器で読めるサービス。たまに使っていました。これもmusicと同じように、prime対象のものとunlimitedでないと読めないものがあり、限定的でした。
読みたいものをprime対象のもののうちから探すのも面倒だし、対象のもので読みたいものはそれほどなく、使いこなせなかったです。本屋での立ち読みや、スタバのある蔦屋書店などで読む方が、探しやすいし読みやすいと思いました。
送料無料
このシステムになったのは最近からだと思いますが、prime会員だと2000円以下の商品でも送料が無料になるようです。
私は最近Amazonで古本を買うことが結構あり、その場合は各中古品店からの発送で送料がかかります。また、音楽や映画のデータを買う・レンタルすることもあったので、その場合はダウンロードで済むので送料はかかりません。そう考えると、送料無料の恩恵はあまり受けていなさそうだな、と思っていました。
実際この1年で私がAmazonで購入したものを振り返ると、以下のようになります。
- primeで送料無料になったもの:雑誌1、本1、日用品1
- 送料無料が関係ないもの:CD1(2000円以上)、古本4、音楽ダウンロード3、映画レンタル1
本州への送料は400円とのことなので、この1年で私が得した送料は3件×400円で1200円。上記に挙げた他の機能も込みで3900円だった(今後は4900円)ことを考えればお得かもしれませんが、会費の元を取ったというほど大きな額にはなっていないことがわかりました。
Amazonで買い物をする頻度が高い人にはお得なサービスだと思いますが、私はそこまで使いこなせていませんでした。
以上が、私がAmazon primeで使っていたサービスです。サービス自体は他にも色々ありますが、今の私には必要ありませんでした。
これからの戦略
これからしばらくは、以下のような意識でやっていきます。
- この数年で定着させられてしまった映画・音楽見放題サービスなしで過ごすことで、本当に必要か判断する。
- もし映画・音楽のサービスを使いたくなったら、各種無料お試しを試す。その上で使いたいサービスを判断する。
この目論みには、ぶっちゃけ「あらゆる無料体験を使い倒していつまで持つか」という節約の意味合いもあります。最近細かい節約にも気を使いつつあるので、Amazon primeで年会費といえども5000円近く一気に払うとなると、少し考え直したくなる額だな、と思うようになりました。
これまで、映像コンテンツの無料お試しはいくつか使ってきました。無料お試しでポイントサイトのポイントがもらえることや、無料期間で見たい作品を見るために、登録したことがあるサービスは以下の5つ。
- U-NEXT
- FOD
- Abemaプレミアム
- ゲオ宅配レンタル
- TSUTAYA DISCAS(宅配レンタル)
どれも、コストパフォーマンスなどが決定的ではなかったと思うので、これからも他の映画や音楽の定額制サービスを使ってみて、どれが良いか考えていきたいです。しかし、おそらくコストパフォーマンスでは現在Amazon primeが最強なので、もし何かに登録するとしたらAmazonに戻ってくる可能性が高いと思っています。