使い心地バツグンで環境にも良い。1年半愛用中の、la-boosの竹製歯ブラシ。
石油由来のもの・プラスチックのものを使うのを少しずつやめてみる生活をしていますが、その一環として歯ブラシを変えて1年半以上経ちました。
今愛用している歯ブラシは、ここまでしっくり来て、これからも使おうと思えるものは他にないくらい、大好きなグッズです。おすすめしたい理由などを紹介します。
- 「歯ブラシって木製とかないんかい」
- 竹製歯ブラシ、買ってみた
- おすすめポイント1:手へのフィット感
- おすすめポイント2:ヘッド部分の小ささ
- おすすめポイント3:毛が細く、絶妙な固さ・柔らかさ
- おすすめポイント4:すぐたくさん生える竹でできている
- 注意点(2020.6.3追記)
- たかが歯ブラシ?されど歯ブラシ。
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「歯ブラシって木製とかないんかい」
以前は歯ブラシにこだわりはなく、家に余っているホテルのアメニティを使ったりしていました。しかし2017年秋頃、「歯ブラシってプラ製のものばかりで嫌だな」ということが気になり始めました。
「できるだけ大地の上のもので暮らす」ということを目指しているので、「木製とかないのかな」と思い、ドラッグストアやスーパー、東急ハンズや百貨店などいろんな歯ブラシ売り場を見てみましたが、全く見つからずびっくり。毛の部分に天然ものを使っている商品はありましたが、柄の部分は全てプラ。
なのでアマゾンで検索してみたところ、柄が竹でできた歯ブラシがいくつか見つかりました。そのうち、口コミの評価も良く、値段も高すぎない「la-boos」の歯ブラシを買ってみました。
(今はデザインが変わったようですがこれと同じものです↓)
la-boosは台湾の竹製品のブランドで、他にも竹製の食器や雑貨を販売しているようです。
HP(中国語)はこちら▶︎https://www.laboos.com.tw
竹製歯ブラシ、買ってみた
包装も、一番外の袋以外プラスチックを使っておらず好感(袋も要らないんじゃないかなあとは思いましたが)。80%以上再生紙でできているという厚紙のパッケージに、歯ブラシが1本ずつ入っています。
柄の部分は防水加工がされていて、毛はナイロン製。天然の毛を使った商品もあると、おそらく雑誌の台湾ガイドみたいなもので見たことがあります。Amazon上では見つけられませんが、台湾では売っているかもしれません。
他の商品でも、竹製かつ毛も天然、というのもありましたが、値段や初めての竹歯ブラシというのもあってこちらでまずは試してみようと思いました。
おすすめポイント1:手へのフィット感
使ってみて意外だったのは、手へのフィット感。とても手に馴染むのです。これはやはり、素材が自然のものだからでしょうか。形や表面の感覚がちょうどよく、歯ブラシの動かしやすさにもつながっていると思います。
おすすめポイント2:ヘッド部分の小ささ
歯ブラシによっては、ヘッド部分が大きくて奥が磨きにくい、ということがよくあります。他の竹製歯ブラシも、画像を見ただけですがヘッドが大きそうなものも多いです。
しかしこの歯ブラシはヘッド部分の小ささが魅力。幅はぴったり1cmでした。絶妙な大きさで奥までしっかり入り込み、親知らずまでもしっかり磨けている実感があります。子どもでも使いやすそうです。
ちなみに、使い込んでいるとヘッド裏の表面の防水加工がうっすら削れてきます。それでも問題なく使えます。本来風雨にも晒されているはずの竹ですから、丈夫です。
おすすめポイント3:毛が細く、絶妙な固さ・柔らかさ
柄の部分が良くても、歯ブラシで大事なのは毛の部分。la-boosは竹製品のブランドなのに、この商品は毛も良いです。すごい。
ホテルのアメニティなど安価な歯ブラシだと、しばらく使っているとどんどん毛が抜けてきてしまいますが、こちらはほぼそういうことも起きません。1年半以上使っていて、毛が抜けて気になったのは2回とか。全くもって許容範囲です。
おそらく、毛質としては「やや柔らかめの普通」くらいです。力を入れずに丁寧に扱えば、数ヶ月経っても毛先は曲がりません。
おすすめポイント4:すぐたくさん生える竹でできている
柄の部分は孟宗竹でできています。竹は4年で収穫できるそうで、種をまく必要もない。以下の説明書に書いてある通り、木材や石油製品に代わるものとしてはもってこいの材料です。
日本でも昔から竹は身近で、いろんなものに使われてきました。しかし今は、竹林が放置され拡大し、問題にもなっています。日本でも作ったらそんな竹林も活用できそう。
注意点(2020.6.3追記)
この記事を書いて9ヵ月以上経ちましたが、変わらず愛用しています。しかし一点注意すべきだなあと思ったことがあったので追記。
それは、ブラシの毛が生えている(?)面、すなわちブラシの隙間の表面が、汚れや水気によって腐食・劣化しがちということ。気づいたら、緑がかった色に変わったりしています…。
普通のプラ製の歯ブラシなら、表面に汚れがたまることはあっても腐食することはないですよね。この点は、竹製であることのデメリットかもしれません。その腐食の結果、ブラシの毛の土台が弱くなり、毛がごっそり抜けていくことがありました。
歯ブラシを変える頻度は人それぞれだと思いますが、1本をできるだけ長く使いたいなら、
- 食べかすなどの汚れを取り除く
- 水分をなるべく飛ばす、拭き取る
- できるだけ換気の良い場所に置いておく
ということをちゃんと行うのをお勧めします。(追記終わり)
たかが歯ブラシ?されど歯ブラシ。
こんな理由で、本当におすすめしたい、大好きなグッズになりました。何より、「環境に良いから、妥協してこれを使う」という消極的選択ではなく、「(プラ製のものも含め)今まで使った歯ブラシで一番良い!」と積極的に思えているんです。
今はデザインが変わったようですが、おそらく形はほぼ変わっていないと思います。私が購入した時は同じく4本セットで1480円でしたが、今はかなり安くなっています。
脱プラスチックを目指している人はもちろん、歯ブラシに何のこだわりもないという人にもぜひ使って欲しいです。たかが歯ブラシかもしれませんが、ちゃんと理由を持って選択すること、そしてそれが環境に負荷の少ないものだと、より気分よくなれますよ。