桜2021 〜3月末、桜咲き誇る新宿御苑に行った記録〜
先月末、東京・新宿へ行く用事ができたので、ちょうど桜の時期の新宿御苑に行ってみました。新宿御苑に行くのは初めてでしたが、色々と驚きや発見があったので、記録も兼ねてここで紹介してみます。
新宿御苑とは
基本情報としては、以下の通り。
江戸時代の大名屋敷がルーツで、皇室庭園などになったあと、1949年に一般公開されるようになりました。
広大な敷地の中には日本庭園や西洋庭園などのエリアがあったり、温室があったりします。桜を始め、四季折々の草花も見もの。
サイトから事前予約が良い
桜の見頃の期間は、特別開園期間として休まず開園しているという新宿御苑。今年はコロナ禍のなか混雑を抑えるため、入園時間を指定したチケットの事前予約が必要です。レジャーの予約サイト「アソビュー!」から予約ができました。
参考:環境省_新宿御苑の桜の繁忙期における事前予約制の実施について
入り口の門にも、お知らせがありました。
実際にやってみて、事前予約のいいところを2つ感じました。1つは、必然的にキャッシュレスで入園料が払えるということ。こういった行政管轄の施設などは未だに現金支払いのみが多くて、普段キャッシュレス決済をメインに使っていると不便です。インターネットで予約となれば、クレジットカードなどで決済できるので嬉しい。
2つ目は、そのままですが「混みすぎない」ということ。入ってみると結構人はいたし、飲食物がある休憩所などは混んでいる印象でしたが、制限が何もないよりは何倍もましだったことでしょう。混んでいる場所は普段から嫌だし、コロナ禍でより気にかけるようになったので、事前予約のおかげで快適に過ごせました。今後も続けて欲しいです。
見事に咲き誇る桜
3/30の昼過ぎに行ったところ、天気は晴れのち曇りといった具合で晴れ間もあり、桜も満開〜散り始めくらいで、とても綺麗でした。
地面が花びらで桜色になっているようで幻想的な場所もありました。綺麗すぎた。
池や橋も何ヶ所かあり、とても絵になる。
散策するだけでも、1時間以上かかりました。
“都市の風格”を感じた、都会のオアシス
初めて行った新宿御苑。これまで存在は知っていたけど、それでも「こんなところあったんだ」「こんな広いのか」と思いました。広大な公園がこんな都会の真ん中にあるとは。まさに「都会のオアシス」。
公園からは遠目に高層ビルも見え、門から外に出ればすぐ、都会の喧騒。そんな中にでも、こういった場所があるというのは「幅」を感じました。どんどん高くなっていくビルや増えていく商業施設に私は嫌気がさしていますが、都市に必要なのはこういうものだと改めて強く思いました。
経済的な利益だけを追わない、人間として大切にすべきものを大切にしていると思わせてくれる場所。こういう場所にこそ、都市の風格・気概・価値が表れます。特にこれからの時代、こういう場所が増えて欲しいです。
ただ、無料で誰でも入れれば良いけれど、有料なのが残念。一方で、管理や手入れの行き届いた空間や、提供してくれた充実した時間を考えれば妥当とも思いました。
季節や天気が良い時には特におすすめです。東京観光やお出かけの立ち寄り先としてもおすすめしたい場所。行ったことがない人はぜひ。