ふーみんLABO(仮)

26歳女が「納得できる自己紹介」を目指して執筆中。エコ・節約・映画など、私の頭の中を可視化するため、とりあえず色々書いてみようという実験です。

図を書いて覚える、伝言ゲームは心底苦痛…認知特性を考えてみる。

音、映像、文章など、情報には様々な種類があります。そしてそれをどう受け取るかには、人によって得意・不得意があります。

今久々に、あることを「ノートに書いてまとめる」ということをしていて、これが自分に合ったやり方だなと再認識しています。ちょうどいい機会なので、自分の認知特性と、それに関する思い出・出来事を振り返ってみます。

 

認知特性とは

認知特性とは、目で見る、耳で聴く、鼻で嗅ぐといった五感を中心とした感覚器から入ってきた様々な情報を記憶したり、脳の中で理解して表現する能力で、主に記憶力、コミュニケーション能力から集中力まで関わっています。

認知特性 | 認知機能の見える化プロジェクト 

cogniscale.jp

こちら↑のサイトに詳しいですが、

  • 情報を受け取る方法
  • 情報を処理・理解する方法
  • 行動・発信をする方法

が人によって違い、その個性のことを指す、ということだと思います。

自分の認知特性を知り、自分に合った方法を使うことで、情報が覚えやすくなったり、コミュニケーションがしやすくなったりします。

 

「認知特性テスト」をやってみた

上記サイトでも紹介されていますが、ある専門家が作った「認知特性テスト」があります。こちらのサイトからエクセルシートをダウンロードすると、自分の認知タイプをチェックできます。これはある本の内容でもあるということで、結果の詳しい説明は本にあるそうですが、やってみるだけでも発見があります。

www.micri.jp

6つのタイプのどれにより当てはまるか、グラフとして表示されるのですが、私は「3Dタイプ」「カメラタイプ」が同点で一位でした。逆に点が低かった(=あまり当てはまらない)のは、「サウンドタイプ」「ラジオタイプ」。

本の詳しい説明も近々読んでみたいところですが、おそらく、画像・映像で記憶するタイプということでしょう。そして、音を介した記憶は弱い。これまでもこれに当てはまると思われる経験が色々ありました。

 

小学生の時、地図帳の地名探しが得意だった

小学校4年生の頃、社会の授業で、地図帳で指定された地名を探すクイズを毎回やっていました。見つけたら早い者勝ちで手を挙げるのですが、年間でクラスで一番になりました。

今でも地図を眺めるのは好きですが、昔から、間取り図や地図を見るのは好きでした。なのでクイズの時にも、言われた地名を「なんかこの辺で見た」という記憶から辿ったりしていたと思います。

 

高校の世界史は「自作年表」で乗り切った

高校生の時、授業では説明や図の載ったプリントが配られ、穴埋め等をしていました。周りの友達はそのプリントを使い倒して、赤シート等でキーワードを隠して覚えていました。

しかし私はそれだと時系列が全く入ってこなくて、プリントをまたいで「同時期に他の国で起きたこと」「同じ国でのちに起きたこと」などを把握することが本当に無理でした。年号を覚えても、それは補助的に使うだけで、理解するために使うものではありませんでした。

なので私は、テスト前になると、テスト範囲のプリントの事項を全て年表にしていました。まず下書きで、国や時代をそれぞれどこにどう配置すればスムーズか考え、その後キーワードはオレンジ色のペンでのちに赤シートで隠せるようにして、清書。

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周りには「すごい」と言われましたが、私としては「こうじゃないと覚えられないから」「逆にみんなプリントだけで出来ててすごい」という感覚でした。

 

テストの時は、「年表のこの辺に書いたから〜〜年頃のはず」「この横にこれを書いた」という記憶で乗り切りました。

これってつまり、

  • 書く行為に伴う記憶(行動を思い出す、映像的記憶)
  • 書いた位置に関する記憶(年表の画像としての記憶)

ということだったのかな、と今は思います。当時は認知特性なんて知る由もなかったけれど、うまいことやれる手段を思いついて実践できて良かったと思います。

 

文字がずらっと並ぶ状態が苦手

教科書などでも、どこにも強調などメリハリがない文章を読むのは苦痛です。発表のスライドなども、私はできるだけ図を使うようにしているし、文章ばかりのスライドを見ると「何が言いたいの?」「スライドにしてる意味あるの?」と思ってしまいます。

 

言われただけじゃわからない・覚えられない

これはよくバイトなどで起こること。指示を「言われるだけ」で、かつメモも取れない状況だと、すぐ記憶から抹消されてしまいます。簡単なことを3つくらいまでなら大丈夫ですが、それ以上は無理。すぐ容量オーバーになって、最初に覚えたことが押し出されていく感覚になったり、後の情報が入ってこなくなる。

この苦痛が一番表面化するのが、「伝言ゲーム」。ゲームで使われるのはただでさえ変な文章だし、長いし、音のインプットしかできないので心底苦痛です。数年前やった時には最初の伝言者になってしまい、オリジナルの長い文章を言われるも全く覚えられず、最初の1文+αを伝えて終わりました。ひたすら苦手なのに劣等感を味わわされて、伝言自体が罰ゲームみたいな感覚でした。笑

思うに、何か指示などを言われた時には、自分がそれをするイメージ・映像を頭の中で思い浮かべられればまだ良いのですが、それをする間も無くいろんな指示をされてしまうと追いつかなくなるんだと思います。

 

自分で思いつく、認知特性に関する出来事はこんな感じです。文章での自己表現を好んでいるのも、こういう認知特性も一因だと思います。

また自分の認知特性についても考えたいし、他の人の認知特性も知っていきたい。そして互いに、自分の力を発揮しやすくなるといいなと思います。