時々お風呂の残り湯でトイレを流してみてる。メリット・デメリットは半々。
「断水になっても、水があればトイレは流せる」とよく言われます。そして普段からお風呂の残り湯を洗濯に使ったりしている我が家は、風呂掃除のタイミングを夜にしていたりもして、お風呂を空っぽにすることがほとんどありません。
私は小さい頃から節水・節電が好きだったし、この3年ほどで再び、普段の生活でエコに繋がることを実践するのに関心が向き、「お風呂のお湯をそのまま流すのはもったいない」「飲める水をトイレに使うのはもったいない」と思い始めました。
そして最近は災害も多いから、「断水の時とか言ってないで、普段からやればいいじゃん」と思いつき、数ヶ月前から家のトイレを流すときは時々お風呂の残り湯を使ってみています。
やり方:お風呂の桶で汲んで流す
やり方は単純に、お風呂で使っている桶(洗面器)で残り湯を汲んで、トイレに持って行って流すだけです。私の家は廊下を挟んでお風呂(&洗面所)とトイレが向かい合っているので、桶で残り湯を運ぶのは5歩くらいです。
使う残り湯の量としては、1〜2杯。いい具合に勢いを付けて水の溜まっているところを目がけて流せば、ほとんどの場合1杯だけで流れます。今のところ、コツを掴んできたのもあって、「トイレにかけた水が跳ね返ってきた」みたいなことは起きてません。
そして流した後は、トイレを普通に使った時と同じように、流す前と変わらない量の水が底に溜まります。
これをやる頻度は、平均したら「2回に1回」くらいだと思います。あとでも書きますが、めんどくささが勝つことも多いので…
メリット
絶対的に節水になってる
TOTOのこのサイトによると、トイレで流れる水量は、最新のタンクのないトイレだと5L弱だそう。
しかし最新でなく、よくあるタンク付きのトイレだと8L〜13Lくらい。うちもタンクありのトイレです。
こう考えると、桶1杯=約3Lで流せるというのは、その水がどこからきてるかというのにかかわらず、使う絶対的な水量が少なく済んでいます。
残り湯の有効活用
そしてもちろん、お風呂の残り湯で流しているので、何もしなかったら流すだけの残り湯を有効活用できているし、水の節約にもなっています。
実家暮らしの身なので、水道料金の変化などがわからないのがもどかしいのですが、一日に数回やるとお風呂の残り湯が減ったのを実感できます。1人でやっていてもそうなので、家族皆でやったらはっきりわかりそう。
断水になっても大丈夫と思える
普段からこのやり方に慣れていれば、もし断水が起きても「普段通り」に過ごせます。お風呂の残り湯は一定量必要ですが、断水時になって初めてトイレの流し方に不安を覚えるよりは良いかなと思っています。
デメリット
めんどくさい
やっぱり手間は気になります。疲れているときや体調の悪いとき、急いでいるときはやろうとは思えません。なので「時々」やる、ということにしてます。
水道やトイレのレバーの仕組みってすごいな、便利だなと改めて感じたりもしてます。笑
トイレットペーパー木っ端みじんになりがち
それなりの勢いで残り湯を流すことで、トイレットペーパーが目に見えてバラバラになってしまうことがあります。そのカスを流し切ろうと思うと大変です。
なので逆に、特に男性が小を流す時にはおすすめできる方法です。笑
トイレが汚くなりやすくなったような…
便器の水面近くに付く汚れが気になる頻度が、増えてる気がします。やっぱり、雑菌とかが繁殖しやすいんでしょうか。
まあでも、これは「掃除すればいいじゃん」と思うだけです。うちの場合、トイレ掃除は「汚れが気になったらやる」くらいで、頻度・回数もかなり少なかったので、掃除の頻度が増えたとしてもそれほど負担とは思っていません。
他にできるトイレの節水方法
これを始める時に、「他の節水方法はないのか」と調べてたどり着いた方法もいくつかあったので、ついでに紹介します。
雨水・お風呂の残り湯がトイレタンクに流れるようにするDIY
一軒家&持ち家にお住まいと思われる方が、お風呂の残り湯や雨水をトイレタンクに流せるように管などをつなぐDIYをしている記事をいくつか読みました。
前から、「残り湯をトイレタンクに流せる仕組みとかあったら良いのにな〜」と思っていたので、自作している方がいて驚きました。節水になるわけだし、家の設備の選択肢として普通にあって良いと思うのですが。
うちはマンションだし、設備を作れる場所もないと思うので厳しいです。
雨水に関しては、最近は高速道路のサービスエリアのトイレなど、雨水を活用しているところが結構ありますよね。サービスエリアに限らず、大規模な建物・施設はそういう雨水の活用をもっとしてほしいなと思っています。
トイレに節水グッズを取り付ける
流れる水の量を減らす器具がいくつかあるようです。
こちらの「ロスカット」は、レバーを1回引くと一定量の水が流れる仕組みのトイレにおいて、水が流れる時間を減らすというイメージのグッズだと思います。
また、レバーを引いている間だけ水が流れるようにするグッズなど、いろんな種類のグッズがあるようです。
大体のものが手軽に取り付けられそうなので、トイレの型などで合うものを選んで取り付けてみたいと思っています。
節水型・最新のトイレに替える
いわば最終手段かもしれませんがw、先ほども書いたように、最新のトイレだと5L弱で流せます。風呂桶2杯分もないくらい。風呂桶で毎回せっせと残り湯を運ぶのがバカバカしくもなってきますね。
もちろん、最新のトイレを買う費用・工事費用はかかりますが、節水できる水道代を考えると十分元は取れます。
1人ですぐ手軽に始められる節水。
他の節水方法も見てみると、「今のやり方が一番すぐ手軽に始められるな」と改めて思いました。エコや節約に昔から関心がありながら、なんで最近まで思いつかなかったんだろう?と自分でびっくりするくらい、単純で簡単。
でもデメリットもそれなりに感じていて、メリットとデメリットはまさに半々といった感覚。「仲間は増えてほしいが強くおすすめはできない」という感じです。
私は、「他の家族(親)もいる中でこんなことして、怪しまれてそう」と思いつつも、残り湯の活用&節水をできていることに納得感がとてもあるので、これからも続けていきます。
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