実は手軽なボランティア。献血に感じているメリットや当日の流れ。【献血のすすめ①】
久々に、累計4回目の献血をしてきました。初めて献血をしたのは2年前。それ以降ちょくちょく、献血ルームに行ってみています。私が感じている献血のメリットや、当日の流れがどんなものなのかなどを書いてみます。
献血とは?
献血に馴染みのない方もいると思うので、仕組みや流れをざっと説明します。
全血献血と成分献血
献血には基本的に2種類あります。
どちらをすることになるかは、希望もできますが条件に応じて対応することになります。私は大抵、全血献血をするにはヘモグロビン値が足りず、成分献血をすることになります。
当日の流れ
混んでいたりするとそれぞれ待ったりもしますが、大まかには以下のような流れです。
①受付
荷物をロッカーに入れて、献血カードを渡して受付します。指紋の認証で本人確認をしたり、体調や条件などの確認をします(ここで引っかかる場合も。海外渡航や薬の服用状況など、事前に確認できるものは確認しておいた方が良いと思います)。
▶︎参考:献血基準|献血の流れについて|献血する|日本赤十字社
カードを忘れた場合や初めての場合は、その旨を受付で伝えれば対応してくれます。
②お医者さんの問診、血圧チェック
血圧が条件に満たないとここで終わりになります。
③採血チェック
本番とは逆の腕で少量の採血。血の成分・状況が条件に当てはまるか確認します。ここでヘモグロビン値などがわかり、成分献血の条件にも満たないとここで終わりになります(私がよくなるやつ。女性に多いようです)。
④待っている間に、水分補給やトイレを済ませる
特に成分献血だと数十分拘束されるので、必ずトイレに行っておきましょう。(私は成分献血の後半で尿意に襲われて危なかったことがあります…。)
⑤呼び出されたら献血
小さいテレビやテーブルのついた台に座って献血。その場でもらえるスポーツドリンクや、待合室から持っていける飲み物などを飲みつつ終わるのを待ちます。
⑥最後の確認
待合室に戻って、カードを返してもらったり、アイスをもらったりします。
気をつけるべきこと
①服に注意
長袖であれば、肘が確実に出せるくらい袖をまくれるもの。また、両腕に止血用の小さい絆創膏?を貼ることになるので、半袖であれば要注意です。献血後1時間は、本番で針を刺した方の腕に包帯を巻くので、それも留意しておきましょう。
②条件やあとの予定は要確認
先ほども書いたように、献血の条件は色々あるので要確認です。また、献血ルームの混み具合や、全血か成分かでもかかる時間が変わるので、時間に余裕があるときの方が良いです。
③特に週末は予約した方が良さそう
週末に献血ルームに行ったこともあるのですが、かなり混雑していて、「自分から献血したい人がこんなにいるのか…!」と驚かされました。1時間待ちなどはザラなよう。混みそうなときに行きたいなら予約した方がベターです。
私は平日に行くようにしていて、待ち時間もほぼありません。
献血のデメリット
感じているメリットをお伝えする前に、デメリットを。
痛い。w
私は痛みに強いわけではないし(耐えられはするけども)、注射が全然平気なタイプでもありません。針を刺される時はいつも明後日の方向を見ています。笑
うっすら地味な痛みが残ることもあるし、痛いことは痛いです。
色々条件がある。採血しないとわからないものも…。
献血をするには、献血する人・される人の健康のため、様々な条件があります。
事前にわかる条件はまだ良いのですが、採血結果で「今回は厳しいです」となるのは、本当に「刺し損」って感じです。針の痛みや跡も、「せっかく献血しようと思ったのに」という気持ちも、やるせないです。
私はこの1年ほど、何度か採血結果で引っかかっていたので、しばらく間を空けて、かつ鉄分サプリを飲むようになって「今回はいけるはず」と自信があったので行きました。
こんなデメリットもありますが、それ以上にメリットも感じています。
献血のメリット
無料で献血ルームを使える
献血ルームは、最近はおしゃれなカフェ風の場所が増えてきています。献血をすれば、無料で飲み物やお菓子もいただけるし、Wi-fiを使って作業や暇つぶしもできます。カフェ代わりに行くのも大いにありです。
2020.1.25追記:こちらの献血ルームを少し詳しく紹介した記事も書きました↓mizukifukui.hatenablog.com
血液のデータがわかる
後日、会員サイトやはがきで、献血した時の血液のデータを見れるようになります。何が何なのかいまいちわからない部分もありますが、解説や基準値も書いてあるので、自分の健康状態に気を使うきっかけになります。
献血まで至らなかったとしても、その要因を把握できるのはメリットとも言えます。例えば私は、先ほど書いたように、献血できないほどヘモグロビン値が低いということを把握できていたので、最近鉄分サプリを試すようになりました。それで今回の数値は基準内だったし、他にも良い効果を感じています。
お金・時間もかからず、気軽に役立てる。
献血は、あらゆるボランティア・社会貢献活動のうちでも、かなり手軽にできるものだと思います。寄付をするにはお金がかかるし、何かをするボランティア(災害時など)は時間もかなり必要です。
その点献血は、
- お金はかからない(どころか、色々もらえる)
- 時間もそれほどかからない
- 常に必要とされているから、タイミングを選ばずできる
など、コストがほぼありません。それでいて、怪我や病気の人の役に立てるのです。
生命&健康に感謝するきっかけに
献血をするには色々と条件があります。私もこれまで、明らかな体調不良などではなくても血圧やヘモグロビン値が足りなかったことがあるように、本当に健康じゃないとできない。
いつ献血を受ける側になるかわからないし、献血したくても条件的にできない人もたくさんいる。
だけどその一方で、条件が合えば「誰でもできること」でもあります。
だからこそ、生きていること・健康であることに感謝するきっかけにしています。
まとめ:できる人は、ぜひ一度行ってみて。
献血ルームがある場所が身近な人、条件が合いそうな人は、ぜひ行ってみてほしいです。私はこれからも、行ける時は献血に行きます。
献血ルームの場所などはこちらから▶︎献血する|日本赤十字社