2020年上半期に見た映画33本まとめ。
今週のお題「2020年上半期」で、「そういや、見た映画をまとめたかった」と思い出しました。遅ればせながら、上半期に見た映画をまとめてみたいと思います。本数は、33本でした。
星もつけてみますが、去年見た映画の総まとめと同じく、
- ☆5つ:とても良かった!他の人にもぜひおすすめしたい!!
- ☆4つ:良かった。見て損はなかった。(基本これ)
- ☆3つ:期待とはちょっと違った。ちょっと良さがわからない。
- ☆2つ:よくわからなかった
という基準でいきます。
2020年上半期に見た映画一覧
題 | 製作年 | 製作国 | 評価 |
---|---|---|---|
エターナル(Single Rider) | 2016 | 韓国 | ☆☆☆☆ |
パラサイト | 2019 | 韓国 | ☆☆☆☆ |
国家が破産する日 | 2019 | 韓国 | ☆☆☆☆ |
国際市場で逢いましょう | 2014 | 韓国 | ☆☆☆☆ |
殺人の追憶 | 2003 | 韓国 | ☆☆☆ |
TelAviv on Fire | 2018 | ルクセンブルク・フランス・イスラエル・ベルギー | ☆☆☆☆ |
サイゴン・クチュール | 2017 | ベトナム | ☆☆☆☆☆ |
今日の恋愛 | 2015 | 韓国 | ☆☆☆☆ |
だってしょうがないじゃない | 2019 | 日本 | ☆☆☆☆ |
Snowpiercer | 2013 | 韓国・アメリカ・フランス | ☆☆☆ |
完璧な他人 | 2019 | 韓国 | ☆☆☆☆ |
塔の上のラプンツェル(Tangled) | 2010 | アメリカ | ☆☆☆☆ |
スキャンダル(Bombshell) | 2019 | アメリカ | ☆☆☆☆ |
BlacKkKlansman | 2019 | アメリカ | ☆☆☆☆☆ |
メアリと魔女の花 | 2017 | 日本 | ☆☆☆☆ |
レ・ミゼラブル | 2012 | イギリス | ☆☆ |
Catch Me If You Can | 2002 | アメリカ | ☆☆☆☆☆ |
The Guest: Aleppo-Istanbul | 2017 | トルコ・ヨルダン | ☆☆☆☆ |
私たちはどこに行くの? | 2011 | フランス・レバノン・エジプト・イタリア | ☆☆☆☆ |
プリズン・サークル | 2020 | 日本 | ☆☆☆☆☆ |
He Named Me Malala(わたしはマララ) | 2015 | アメリカ | ☆☆☆☆ |
レ・ミゼラブル | 2019 | フランス | ☆☆☆☆ |
Hidden Figures(ドリーム) | 2016 | アメリカ | ☆☆☆☆ |
Life of Pi | 2012 | アメリカ | ☆☆☆☆☆ |
My Life in Ruins | 2009 | アメリカ・ギリシャ・スペイン | ☆☆☆ |
Goodbye Christopher Robin | 2017 | イギリス | ☆☆☆☆☆ |
The Green Lie(エコの嘘) | 2018 | オーストリア | ☆☆☆☆ |
おちをつけなんせ | 2019 | 日本 | ☆☆☆ |
君の名は。 | 2016 | 日本 | ☆☆☆☆☆ |
Swing Kids | 2018 | 韓国 | ☆☆☆☆ |
The Shape of Water | 2017 | アメリカ | ☆☆☆ |
The Secret Life of Walter Mitty(LIFE!) | 2013 | アメリカ | ☆☆☆☆ |
Snatched(クレイジーバカンス ツイてない女たちの南国旅行) | 2017 | アメリカ | ☆☆☆☆ |
いつもより圧倒的に、アメリカなど欧米制作の映画が多くなりました。これは、「music.jp」の100%オフクーポン(=無料で見れる)が使える作品がアメリカ等の映画が多いからです…。
お気に入りの映画5本
上記の表で5つ星をつけた作品は7本。その中から特にお気に入り・印象的だった映画を5本選んでみました。
※物語の展開についてはネタバレないつもりですが、あらすじや細かい場面などの話は少しします。
サイゴン・クチュール
1月に見た作品ですが、今のところ今年一番好きな作品です。
物語の展開はもちろん、音楽や色合いもとにかくポップ。元気をもらえる、何度でも見たい作品です。思い出しただけで楽しい余韻に浸れます。また見たいな〜。
詳しくはこちらの記事で。
ブラック・クランズマン
劇場公開された時は、気になっていたけど見そびれた作品でした。
舞台は1970年代のアメリカ・コロラド州。地区の警察初の黒人警官が、白人至上主義の団体KKK(クー・クラックス・クラン)のメンバー募集の広告を見て電話をかけ、仲間と協力して「潜入調査」を試みていく話です。
一番衝撃的だった場面が、ある事件に際して主人公が無線で応援を頼んだ場面。直接主人公とは面識のない警官たちが到着し、最初に取り押さえたのは、私服だった主人公だったのです。一方、本来取り押さえるべき相手は白人女性。「黒人=犯人」という明らかな偏見が表されていました。
KKKが目論む事件を今すぐ止めなければならない、というとても緊迫した場面だったので、思わず「えっ」と声が出ました。そして、今アメリカを始め各国で訴えられているBlack Lives Matterの動きの前提にある人種差別というものを、目の当たりにした気がしました。「今起きているのはこういうことか…!」と腑に落ちました。
エンタメ性もあり、一方で色んな事実に基づいている脚本にも圧倒され、とても見応えがありました。
プリズン・サークル
刑務所内で、更生のためのプログラムを受ける受刑者たちを追った、ドキュメンタリー映画です。
考えさせられたこと、感じたことが沢山あった映画でした。詳しくはこちらの記事で。
ライフ・オブ・パイ / トラと漂流した227日
副題の通り、トラと漂流した少年の物語です。
片時も目を離せない緊張感が常にあり、見終わった時はどっと疲れを感じるほどでした。動物が色々出てくるのでCGも多いはずですがそれほど不自然な感じもなく、小舟の上で虎たちと格闘する場面などは臨場感もあり、主人公の演技力すごい…。とも思いました。
「漂流もの」だと、「キャスト・アウェイ(Casted Away)」も見たことがあって、結構好きでした。知恵を絞って生き延びていく様子が、ハラハラ・ワクワクして好きなんだと思います。
グッバイ・クリストファー・ロビン
日本では劇場公開がなかったようですが、配信で見つけました。
かの有名な「くまのプーさん」が生まれた背景を描く伝記映画です。「プーさん」についての映画ということで、気楽にみれる感じかと思っていたら全然違い、見応えがありました。
元々は、作者の息子がクリストファー・ロビンで、彼のお気に入りのぬいぐるみが「プーさん」。スランプに陥り、家族との関係も見直すため、ロンドンから自然豊かな地域に移住した一家。そこでの日々や見えたものを基に「くまのプーさん」の物語が生まれます。
戦後という荒んだタイミングも相まって、癒される童話として大ブームになった「プーさん」。両親を始め大人たちに、「モデルになった、リアル・クリストファー・ロビン」としてメディアなどで取り上げられ、ちやほやされるクリストファー・ロビン。時に世界に連れ回され、時に両親に置いて行かれ。普段着る服も、物語の絵とそっくりのものを着せられます。
クリストファー・ロビンは幼いながらに、両親や乳母さんとのこれまでの森での生活が遠のいてしまったことや、物語の中のクリストファー・ロビンを投影され求められることに疲弊し、寂しさや孤独感を抱えてしまいます。
そんな難しい子どもの役を演じている子の演技も、不自然さがなくすごかったです。
親子の関係性や、子どもとの向き合い方・育て方を、とても考えさせられる作品でした。
上半期はこうして順調に色んな映画を見れていました。しかし、どうやら毎年、下半期にがくっと見る本数が落ちるようなので、下半期も意識的に色々見ていきたいところです。