横浜アート巡り完結。「BankART LIFEⅥ 都市への挿入」で“7年ぶりの再会”。
先日行った「ヨコハマトリエンナーレ2020」で、同時に近隣で開催されている展覧会2つへお得に行ける「横浜アート巡りチケット」を購入しました。
すでに「黄金町バザール2020」には行って、後日“BankART LIFEⅥ「都市への挿入」”に行ってきました。
続きを読む黄金町バザール2020(第1部)行ってきた。
横浜の黄金町〜日の出町界隈で毎年開催される芸術祭、「黄金町バザール」。今年も9/11から始まりました。今年はコロナ禍の影響で、期間が2部に分かれており、10/11まで第1部が開催中です。
私は去年初めて見に行ったのですが、今年は「ヨコハマトリエンナーレ2020」などと合わせて楽しめる「横浜アート巡りチケット」なるものを買って、早速行ってみました。
1年ぶりの黄金町バザールで感じたことや、印象的だった作品を紹介します。
- 年ごとに若干変わる会場。路地の奥とかドキドキ。
- 街の現代アートは、何でもない街並みもアートに見えてくる
- 印象的だった作品
- Johnagami Lab×伊佐優花「運龍」:”会いにくる”作品
- 阿川大樹:建物の歴史を感じる、覗き見した奥にある言葉
- SUZUKIMI「ひとつぶのすなのせんぶんのいち…ときのしずく」:もののけ姫…!?
- 三輪恭子「おやすみスコープ」:“映えない”けど温かい時間の共有
時代も国も超えた旅。1961年の旅行記「何でも見てやろう」感想。
以前何かで知って「いつか読もう」と思っていた、1961年出版の旅行記「何でも見てやろう」を読みました。当時のベストセラーであり、きっと海外旅行など縁遠かった当時はなおさら、いろんな憧れを胸に読む1冊だったのではないかと想像します。
(私が読んだのは初版1961年の単行本ですが、文庫のリンクを貼っておきます)
インターネットやLCCなどの登場も相まって、気軽に安く海外に行けるようになった今と、もう半世紀以上前となったこの作品での旅は、どれほど“違う”のだろう、と思いながら読み進めましたが、予想以上に外国の事情にも著者の感覚にも「時代の違い」を強烈に感じました。
そんな印象を含め、感想を書いてみます。
- あらすじ
- 時代がすごい。
- 汎アラブ主義:エジプトとシリアが合併した「アラブ連合」、ナセル大統領の時代
- アメリカ(南部)の制度的黒人差別
- 時代の世界観?
- 「大国」と「小国」
- 西洋と「アジア」という二項対立的世界観
- 「時代の限界」を感じた、差別的表現
- 自省的苦悩も書いていてすごい
過去記事が公式ブログに取り上げられた!/オンラインだからこそ、人間的な交流を。
ヨコハマトリエンナーレ2020に行ってきた。普段は見(え)てないものを見る営み。
去年の秋に「あいちトリエンナーレ」に行ってから、現代アートに関心を持つようになり、地元・横浜で3年に1度開かれる「ヨコハマトリエンナーレ」(略:ヨコトリ)もぜひ行ってみようと思っていました。
今年7月に始まったヨコトリ2020。開始直後から気になっていましたが、先日ようやく行ってきました。全体で感じたことや、面白かった作品を紹介します。
- ヨコハマトリエンナーレ 概要
- 感想
- ぽかんとしちゃう「わからなさ」
- 全体像がぼんやりとしていて掴みにくい
- 普段は見えない・見ようとしないものの提示
- もうちょっと双方向性が欲しかった
- もうちょっと具体性・社会性が欲しかった
- 気に入った作品
- エヴァ・ファブレガス「からみあい」:腸の多様な細菌の一部になった気分
- エリアス・シメ「アリ&陶芸家。来たるべき5」など:身近で現代的素材の美しさ
- ジャン・シュウ・ジャン(張徐展):アニメーションと音楽の不思議な魅力
- まとめ:今後もぼんやり考えます。